広島大学のEVサブスク
2024-12-11 15:24:06

広島大学が通勤用EVサブスク「Hakobune」を導入しカーボンニュートラルを推進

広島大学が、社員や学生の通勤をより環境に優しい形でサポートするため、通勤用の電気自動車(EV)サブスクリプションサービス「Hakobune」を導入しました。この取り組みは、持続可能な未来を目指す同大学と東広島市が共同で立ち上げた「スマートシティ共想コンソーシアム」の一環として実現されました。

背景と目的


広島大学は、2030年までにキャンパス内で使用するエネルギーのカーボンニュートラルを実現することを目標としており、その一環として「カーボンニュートラル×スマートキャンパス5.0宣言」を行いました。今回のEVサブスクの導入によって、教職員が通勤方法を脱炭素へとシフトすることを期待しています。

Hakobuneは、毎月定額でEVを利用できるサービスです。この料金には自動車保険や車検・税金も含まれており、利用者は経済的に負担が軽減されるほか、環境に貢献しながら通勤を行うことが可能です。

システムと利用方法


「Hakobune」では、企業は従業員向けにEVをサブスクリプション方式で借り、必要なインフラも備えられています。この方式は、手軽に通勤用のEVにアクセスできるため、企業内でのEV利用促進にも一役買うことが期待されています。加えて、2024年10月からはEV専用カーシェアサービス「Hakobune EVeryshare」が始動する予定で、さらなる利便性が図られるでしょう。

提供者の信念


株式会社Hakobuneは、住友商事から生まれたスタートアップで、2023年4月に設立されました。「EVを社会の電力源として広め、地域、国、地球のエネルギー問題を解決する」という理念のもと、企業向けのサブスクリプションサービスを展開しています。このサービスを利用することによって、企業は持続可能な社会づくりに貢献することが可能となります。

金子副学長のコメント


広島大学の理事・副学長の金子慎治氏は、この新しいEVサブスクの導入について非常に喜んでいるとのことです。自身もこの秋から「Hakobune」を利用し、教職員の通勤が続々とEVに移行することを期待していると語っています。彼は、地域社会と共に、大学の科学技術を持って社会課題の解決に取り組む「Town & Gown構想」を進めていることも強調し、持続可能な未来に向けた観点からの活動に自信を示しました。

これからの展望


広島大学は、環境問題に対する教育・研究活動を一層進め、地域との連携を強化していく方針です。新たなエネルギーの取り組みを通じて、グリーン社会の実現に向けた最前線に立ち続けることでしょう。また、広島大学のこの取り組みを通して他の大学や企業にも影響を与え、脱炭素社会の実現へと貢献していくことが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社Hakobune
住所
東京都千代田区神田錦町2-4ダヴィンチ小川町
電話番号
03-3518-9500

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