品川区、50歳以上対象に「あたまの元気度チェック」事業開始! 認知症予防の早期啓発を推進
品川区は、令和6年度から区民向けに「あたまの元気度チェック」事業を開始します。この事業は、株式会社ミレニア(セントケア・グループ傘下)が受託し、区内で開催される認知機能チェック会の管理・運営業務を担当します。
50歳以上、先着1,000名を対象に年間10回程度のチェック会開催
「あたまの元気度チェック」事業では、株式会社ミレニアが開発した認知機能スケール「あたまの健康チェック®」が採用され、区内在住の50歳以上の方、先着1,000名を対象に、区関連施設で年間10回程度チェック会が開催されます。
認知症予防の重要性が高まる中、早期からの認知機能チェックを推進
厚生労働省は、2040年には高齢者の3人に1人が認知機能の低下がみられる「MCI」あるいは「認知症」になると推計しています。認知症高齢者の増加、および、令和6年1月の「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」の施行を受け、認知症とその予防に関する正しい理解を深めることが重要となっています。
近年、アルツハイマー病の新薬登場により、65歳未満の若年期、もの忘れの訴えの無い健常期からの認知機能変化の観察と微細な低下の早期発見が重要視されています。
品川区では、このような状況を受け、令和5年度に試験的に実施した「あたまの元気度チェック」事業を、令和6年度から対象者を1,000名に拡大し、区民の健康維持や認知機能低下の予防意識の醸成を図ることを目指しています。
「あたまの健康チェック®」とは?
「あたまの健康チェック®」は、認知機能低下の訴えのない健康な方(対象年齢30歳~99歳)が受けられる、国内初の認知機能スケールです。健常域における認知機能の定量的経時評価が可能で、認知機能の状態を0~100の独自指標(MPI値)で分かりやすく経時評価できます。一般的な認知機能評価法とは異なり、検者の職能や経験を問わず、安定した客観評価が行える点が特徴です。
「NOBORI」アプリで受検結果を共有
「あたまの健康チェック®」の受検結果は、紙面での提供に加え、PHR(Personal Health Record)アプリ「NOBORI」でも閲覧可能です。「NOBORI」を通じて、チェック結果をご家族や主治医等とデータ共有することが可能となります。
「あたまの元気度チェック」事業概要
対象者: 品川区内に在住の50歳以上の方
開催回数: 年間10回程度
開催場所: 区関連施設
定員: 各回100名程度(事前予約制)
第1回開催: 2024年7月6日(土)南大井文化センター
詳細情報
品川区ホームページ:
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kenkou/kenkou-koureisya/20240607190910.html
* 品川区担当窓口: 03-5742-6802
「あたまの元気度チェック」事業を通して、品川区は、区民の健康寿命延伸と認知症予防に貢献していきます。