子どもの留学希望国ランキング:アメリカがトップ!
株式会社AZWAYによるアンケート調査で、子どもの留学希望国ランキングが明らかになりました。607人の10代から60代以上の回答者から集められたデータによると、堂々の1位はアメリカ合衆国でした。
各国の魅力と人気の理由
1位:アメリカ
アメリカは304票を獲得し、圧倒的な支持を集めました。回答者からは、「人種のるつぼであること」「自由な学びの場であること」といった声が多数寄せられました。多様な文化に触れ、グローバルな視点と自立心を育む絶好の環境として、高い評価を得ているようです。
2位:カナダ
252票を獲得したカナダは、特に女性の支持が厚く、女性回答者の中では1位となりました。広大な自然、国民の人柄の良さ、そして治安の良さが人気の理由として挙げられています。多様な文化を受け入れ、安全で温かい環境を求める声が多いようです。
3位:オーストラリア
233票を獲得したオーストラリアは、治安の良さ、自然環境の豊かさ、そして日本からのアクセスの良さなどが評価されました。時差が少ない点も、留学中のコミュニケーションや親子の連絡を取りやすい点で安心できる要素となっています。
4位:イギリス
イギリスは、伝統的な教育制度、質の高い英語教育、そしてヨーロッパへのアクセスが魅力として挙げられています。洗練された文化に触れつつ、英語圏の学習環境を求める声が多いようです。
5位:ニュージーランド
ニュージーランドは、豊かな自然環境、安全な治安、そして国際的に評価の高い教育制度が人気の理由です。自然の中で伸び伸びと学び、多様な価値観に触れられる環境を求める声が多いようです。
男女・年代による違い
男女別に見ると、男性はアメリカ、女性はカナダをそれぞれ1位に選んでおり、性別に基づく価値観の違いが見て取れます。年代別に見ると、1位はどの年代でもアメリカでしたが、2位以下には年代による違いが見られました。特にオーストラリアは若い世代で人気が高く、年齢とともに順位が下がっていく傾向が見られました。
年収・学歴による違い
年収や学歴別に見ても、英語圏の国が上位を占めていました。これは、留学を英語習得の機会と捉える人が多いことを示唆しています。ただし、中学校卒業者や大学院卒業者では、オーストラリアやカナダが上位にランクインするなど、若干の違いが見られました。
まとめ
本調査から、子どもに留学してほしい国として、アメリカ、カナダ、オーストラリアといった英語圏の国が圧倒的な人気を博していることがわかりました。これらの国は、多様な文化、安全な環境、質の高い教育制度といった魅力を兼ね備え、子どもの成長を促す最適な環境を提供していると言えるでしょう。しかし、性別、年齢、年収、学歴などによって、留学先への希望や優先順位に違いがあることも明らかになりました。留学を検討する際には、子どもの個性や将来の目標、そして家族の状況などを考慮することが重要です。