北海道鹿追町に新たな寄付のスタイル「ふるまちPay」導入

北海道鹿追町に新たな寄付のスタイル「ふるまちPay」の導入

北海道鹿追町が新たに導入した現地決済型ふるさと納税サービス「ふるまちPay」が、2025年4月28日より開始されることが発表されました。このサービスを通じて、来街者はスマートフォンを使って手軽に寄付ができ、直接地域の魅力を楽しむことができます。運営は、キャッシュレス決済サービスを展開するバリューデザインが手掛けており、寄付の形は「モノ」だけでなく「コト」へと広がり、より多くの人々が鹿追町の素晴らしさを実感できる場を提供します。

ふるまちPayとは？

「ふるまちPay」は、QRコードを通じて簡単にふるさと納税を行えるサービスです。寄付をした際に受け取るデジタルクーポンは、現地のレストランや体験施設でその場ですぐに使えるため、寄付をすることで地域の産物やアクティビティを直接体験できるのです。この仕組みにより、寄付のハードルが下がり、多くの人々が参加しやすくなります。

鹿追町の魅力

鹿追町は、大雪山国立公園内に位置し、自然の美しさと文化が調和した町です。特に、標高800mにある然別湖は“天空の湖”として知られ、この地域の観光資源としての重要な役割を果たしています。湖ではカヌーや乗馬など、四季を通じたアウトドア体験が楽しめ、冬には氷と雪で作られた「しかりべつ湖コタン」が出現し、幻想的な氷のバーや温泉を楽しむこともできます。

町の担当職員は、「ふるまちPayを導入することで、訪れる方々に地域の魅力を存分に味わってほしい」と述べ、寄付を通じてより多くの人々に鹿追町を再訪してもらえることを目指しています。

段階的な拡大

サービス開始時には、然別湖畔温泉ホテル風水や然別湖ネイチャーセンターといった2か所での利用が可能になる予定です。今後も「ふるまちPay」に加盟する店舗や施設を増やしていくあたり、地域全体の活性化へとつなげる計画が進められています。これにより、地域の特性を生かした寄付の場面が増え、市民と訪問者がつながる機会が広がります。