山口県防府市が導入する子育てDXの最新サービス
山口県防府市では、地域の子育て支援をさらに向上させるため、母子モ株式会社が提供する新しいデジタルサービス『伴走型相談支援サービス』が本格的に運用を開始しました。このサービスは、妊娠届出書の提出をオンラインで行える機能を持ち、子育て世帯にとって非常に便利な仕組みとなります。この取り組みは、行政が進めるデジタル化の流れに乗るもので、子育て世帯が抱える様々な不安や負担の軽減を目指しています。
デジタル化で子育て支援の現場を改革
防府市は「子どもの輝く笑顔 夢を育むまち 防府」という理念のもと、多様な子育て世帯のニーズにこたえ、安心して子どもを産み育てることができる住環境の整備に励んでいます。2022年4月からは、母子手帳アプリ『母子モ』を導入し、『幸せます☆子育て応援ナビ』として利用者に提供しています。このアプリは、妊産婦や子どもの健康データの管理、予防接種のスケジュール管理など、子育て中の親にとって必要不可欠な機能を備えています。
今般の『伴走型相談支援サービス』は、このアプリに追加して利用可能になりました。これにより、妊娠届出書をアプリで簡単に提出できるようになり、手続きの煩雑さを解消することが期待されています。これまで必要書類を紙に記入し、役所に提出する手間が省かれ、ユーザーは24時間どこからでも手続きを進められるようになりました。
利用者の満足度を向上させる
新サービスの導入によって、アプリを利用することで事前に情報を入力することが可能になります。これにより、母子手帳交付時の面談時間を大幅に削減でき、自治体の職員は事前に内容を確認しておくことで、よりスムーズな業務運営が行えるようになります。これにより、住民に対する支援が一層手厚くなるだけでなく、業務の効率化も実現されます。
また、今後はさらにシステムを整備し、個々のニーズに応じた切れ目のない支援を提供することで、子育て世帯の負担や不安を取り除き、安心安全な子育て環境の構築を目指します。
2030年までのビジョン
母子モ株式会社は、2030年を目標に妊娠から子育て期に必要な手続きへのアクセスを便利にし、保護者や自治体、医療機関にかける負担を軽減することを目指しています。今回の導入は、そのビジョンに基づくものであり、地域の子育て支援をデジタル化することで、保護者たちの不安を軽減し、より快適な育児環境をつくる一助となります。
サービスの利用方法
母子モアプリのダウンロードは、App StoreやGoogle Playから可能です。また、詳細な情報や利用方法については、公式ウェブサイトにもアクセスできます。地域に根ざした子育て支援、デジタル化の進展が今後も続くことを期待されています。
このように、山口県防府市では最新のデジタル技術を活用し、地域社会全体で子育てを支援する新たな試みが始まっています。今後の展開から目が離せません。