MPower Partnersの2号ファンド設立について
独立系のグローバルベンチャーキャピタルファンド、MPower Partnersが新たに設立した「MPower Partners Fund II L.P」(通称:2号ファンド)についてお伝えします。このファンドは、創業からの資金調達を通じて成長ステージにあるスタートアップの支援を強化することを目的としています。
投資の背景と目的
MPower Partnersは、これまで「MPower Partners Fund I L.P」(1号ファンド)を通じて、日本国内のスタートアップおよび成長企業を支援してきました。1号ファンドの運用を経て、今回新たに設立された2号ファンドでは、既存の投資家に加え、産業革新投資機構が新たなパートナーとして参加します。これにより、より多くの資金を調達し、グロース・レイターステージの資金供給を強化し、ユニコーン企業の誕生を後押しするという志を持っています。
MPowerは特に、国内で資金ギャップが顕著なグロースステージの企業に焦点を当てており、これらの企業が次なる成長機会を見出すことを支援します。
新たな投資テーマの設定
また、2号ファンドの新たな投資テーマに「ジャパン・ダイナミズム」が加わりました。このテーマは、日本国内のスタートアップが持つ潜在能力と成長機会を最大限に引き出すことを目指しています。前回の1号ファンドでは「テクノロジーを通した社会課題の解決」がテーマでしたが、2号ファンドではさらに国としての成長を目指していくスタートアップにターゲットを絞っています。
ESG重視の投資方針
MPowerは、ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視した投資を行うことも特長として掲げています。MPowerの投資チームは、多様な視点を反映させるために、チームの過半数がマイノリティで占められています。この背景を活かし、従来とは異なる観点から新たな投資機会の発掘に努め、スタートアップエコシステム全体の多様性を推進しています。
さらに、ESGのフレームワークを用いて、投資先企業の長期的な成長を支えるための支援を行っています。
MPower Partnersのビジョン
MPower Partnersは2021年にキャシー松井、村上由美子、関美和により設立された国内初のESG重視型グローバルベンチャーキャピタルファンドです。彼らは豊富な経験と知見を生かして、世界で活躍するユニコーン企業の育成に情熱を持って取り組んでいます。
公式ウェブサイトでは、最新情報や投資先のスタートアップについて詳しい情報が公開されています。興味のある方は、ぜひご覧ください。ウェブサイトURL:
MPower Partners
まとめ
MPower Partners Fund II L.Pは、成長を希望するスタートアップを支援するための重要なステップです。多様性を重視し、ESGに配慮した投資を行いながら、日本の経済に貢献するスタートアップの誕生を見届けたいところです。