新素材「刃文布」
2024-01-07 00:00:13

京都の職人が生み出した新しい生地素材「刃文布」

京都の新生地「刃文布」



刀剣文化と着物を融合させた新生地「刃文布」は、京都の染色工房アトリエ・フジコウの60周年を記念して登場しました。この企画は、伝統的な丹後ちりめんを使用し、日本刀の刃文の美しさを表現することを目的としています。「刃文布」に込められた想いと技術は、ただ単に新しい商品を生み出すだけでなく、刀剣文化と着物文化の未来をつなげていく架け橋となることを目指しています。

プロジェクトの背景



アトリエ・フジコウは、山科という地域に根ざして活動していますが、近年の宅地開発により、この地域の歴史的な価値が見落とされることが多いと感じています。そんな時、刀剣の里である岡山県瀬戸内市から「国宝太刀無銘一文字(山島毛)」の刃文を帯生地にするという依頼がありました。この経験をきっかけに、京都の刀剣文化にも目を向け、貴重な伝統技術をこの地域に活かすプロジェクトが始まりました。

「刃文布」の特色



「刃文布」は、刀剣の刃文が持つ美しさを再現し、着物として楽しむことができる新たな提案です。伝統的な縫取り技術を用いて、丹後ちりめんの質感を引き出しながら、日本刀の独特な文様を表現。SDGsの目標「産業と技術革新の基盤を作る」も意識し、地元の職人たちが伝統技術を継承しつつ新たな価値を生み出すことに挑んでいます。

プロジェクト詳細



この「刃文布武プロジェクト」は、2023年12月13日から2024年2月25日までの期間中に、Makuakeにて先行販売が行われます。製品は、数寄屋袋や刀袋、ショール、扇子入れなど多岐にわたり、価格帯もさまざまです。応援購入することで、伝統工芸の未来に貢献できるチャンスです。

伝統技術と新たな挑戦



アトリエ・フジコウの染色作家である藤井裕也さんは、これまで装飾的な技法だけでなく、生地の質感や素材感にまで気を配り、独自のテキスタイルを編み出しました。この「刃文布」は、純銀コーティングされた糸を使用し、金属の質感を表現。他にはない珍しいプロジェクトとなっています。

今後の展望



刀剣に対する興味が高まる中で、刀剣文化と着物文化の新たなつながりを形成し、地域活性化にも寄与していくことを目指しています。「刃文布」が日本の文化的価値を再発見するきっかけになることを願っています。今後も多くの方にこのプロジェクトをご支援いただけることを期待しています。

新たな価値が誕生する瞬間を共にしていただければ幸いです。詳細や参加方法については、Makuakeの「刃文布武プロジェクト」ページをご覧ください。

会社情報

会社名
藤浩有限会社
住所
京都市山科区大塚高岩12-47京都市山科区大塚高岩12-47
電話番号
075-366-9471

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