組織の危機管理を強化する「リスクアドバイザー」資格講座がスタート!
危機管理の専門メディア「リスク対策.com」は、2024年8月21日(水)から、組織の事業継続力を高める「リスクアドバイザー」資格講座(2024年第3回)を開催します。
兵庫県立大学大学院との共同研究のもと創設されたこの資格制度は、3日間にわたる講義を受講し、試験に合格することで取得できます。
「リスク対策.com」は、2007年の運営開始以来、国内外の企業・自治体のBCPやリスクマネジメントに関する事例を数多く取材してきました。長年の取材活動を通じて、危機管理に優れた企業には、危機管理担当者の高い能力が共通していることを認識し、資格開発を進めてきました。
今回の講座は、対面形式に加え、オンラインでの受講も可能です。組織のリスクマネジメントやBCPに携わる方は、ぜひご参加ください。
なぜ「リスクアドバイザー」資格が必要なのか?
日本の組織では、危機管理担当者が定期的に異動するため、組織全体で継続的に危機管理能力を高めていくことが難しい現状があります。
危機管理担当者は、組織全体の理解に長けた経験豊富な人材と、専門的な知識を持つスペシャリストの2つのタイプに分けられますが、いずれもベテランになればなるほど、後任へのノウハウ伝承が困難です。
一方、新たに危機管理担当者に任命された社員は、十分な教育を受けられないまま、不安を抱えながら業務を始めるケースが多く見られます。危機管理担当者として求められる知識や能力が分からず、手当たり次第に書籍や資料を読み込むしかありません。
危機管理担当者の能力は、組織全体の危機管理力に大きく影響します。意識と意欲の高い人材が担当になれば、組織全体の危機管理力は向上しますが、そうでなければ、これまで積み重ねてきた危機管理力が低下してしまう可能性もあります。
しかし、危機管理担当者が頻繁に変わることは、必ずしも課題ではありません。一定の能力を持つ経験者を増やすことで、組織全体の危機管理力を向上させることができます。そのためには、危機管理担当者に求められる能力を明確化し、標準的な教育プログラムを通じて、効率的に能力を身につけられるようにすることが重要です。
「リスクアドバイザー」資格は、このような課題を解決するために創設されました。
「リスクアドバイザー」資格の特徴
「リスクアドバイザー」は、企業が直面するさまざまなリスクに対して、洞察力と専門知識を駆使し、リスクの分析、予測、対策を立案します。さらに、企業の存続を脅かすような危機が発生した場合には、迅速に対応し、事業の復旧を支援する役割を担います。
資格取得には、3日間の「リスクアドバイザー養成講座」の受講が必須です。養成講座では、「リスクマネジメント」と「事業継続マネジメント」の基礎を学び、各組織に適した方法で実践的に活用し、継続的に改善していくためのノウハウを習得できます。さらに、危機管理の法的根拠や、事業継続に影響を与えるITに関する知識も網羅しています。
研修内容
1. ID理論に基づく研修プログラム
本資格制度は、兵庫県立大学大学院との共同研究により開発された科学的なプログラムです。教育設計ID(Instructional Design)理論に基づき、組織の事業継続力やリスクマネジメントに関する調査結果を盛り込んでいます。15時間の講義を通じて、リスクアドバイザーとしての基礎能力を習得できます。
2. ISOを基本とした講義内容
リスクマネジメント(ISO31000)、BCP(ISO22301)、危機管理に関する法律、IT関連知識など、幅広い分野を網羅した内容です。
3. 各組織の課題に適用するための実践講座
各講座では、グループワークを通じて、リスクアドバイザーとして能力を発揮するために必要な実践的なスキルを習得できます。多くの気づきを得るとともに、組織にリスクマネジメントと事業継続マネジメントを浸透させるためのヒントが得られるでしょう。
最終日には試験を行い、合格者には資格が認定されます。
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会社概要
商号:株式会社新建新聞社
代表者:代表取締役社長 三浦祐成
所在地:長野市南県町686‐8
設立:1949年4月
URL:
新建新聞社: https://www.shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:
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株式会社新建新聞社 危機管理メディア事業部
担当:中澤・桝田
電話番号:03-3556-5525
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