NOMUが目指す新しいドリンク体験
近年、個々のライフスタイルの多様化が進む中、食や飲料の分野でもパーソナライズの需要が高まっています。その流れを受けて、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(以下、ジェネシア)が、NOMU ENTERPRISE合同会社(以下、NOMU)のプレシードラウンドに続くシードラウンドでのリード出資を発表しました。この投資は、テクノロジーを活用し、魅力的な飲料体験を提供するというNOMUの目標に対する共感から生まれました。
出資の背景と市場機会
現在、ライフスタイルは多様化し、個人の嗜好に合わせた飲料のニーズが急速に拡大しています。このような背景の中、NOMUは「Freedom in Every Sip(自由な一杯)」というコンセプトのもと、独自の技術を駆使してユーザー満足度の向上を目指しています。また、環境課題に対しても配慮し、フードロス削減に寄与することを目指しています。
NOMUの特徴的なサービス
NOMUの革新は、独自開発したリユースカップ式ドリンクマシン『NOMU POD』を中心に展開されます。このドリンクマシンによって、150種類以上の飲料をベースにしたパーソナライズされた体験が可能です。利用者は自分の好みに合わせて、甘さやフレーバーの調整、さらには体調に応じたサプリメントを追加することができます。
特徴1: パーソナライズされた楽しいドリンク体験
最大で100万通り以上のカスタマイズが可能とされており、自分だけの一杯を創り出す面白さが魅力です。NOMUはメニューを定期的に更新し、常に新しい体験を提供する予定です。
特徴2: アプリとPODの連携
NOMUは専用アプリを通じて、注文やカスタマイズができるほか、水分補給の状況を把握できる機能も提供します。AIバーテンダー「NOMUちゃん」との対話を通じて、楽しみながら飲料をカスタマイズできます。
特徴3: 厳選された原料によるクラフトサーバー
NOMUの飲料は人工甘味料を使用せず、自然由来の甘さを維持しています。この工夫によって、健康にも配慮した飲料が提供されます。
特徴4: 環境への配慮
日本では年間平均183本のペットボトルが消費されていますが、NOMUはリユース製品である『NOMU TASO』を採用し、プラスチックごみ削減への貢献を目指しています。また、ユーザーはアプリ上で自分がどのように環境に寄与しているかを可視化することができ、“楽しさ”を通じた持続可能な社会への参加を促しています。
今後の展望
今回得られた資金は、日本国内外でのサービス展開や人材獲得、技術・製品開発に活用されます。また、ユーザー体験向上のために『NOMUエクスペリエンスストア(仮称)』の開設を計画しており、フィードバックを通じたサービスの改良にも力を入れていく予定です。
出資に対する期待
ジェネシア・ベンチャーズのInvestment Managerである祝煜洲は、NOMUの創業時から関わり、将来のビジョンと熱意に共感してきたと語ります。NOMUは市場の消費行動を変革できる可能性を秘めており、その進化が非常に楽しみだと語りました。
会社概要
NOMU ENTERPRISE合同会社
- - 設立: 2023年10月
- - 所在地: 東京都渋谷区
- - 事業内容: 自動販売機、IoT機器、飲料、健康製品に関する開発および販売。
- - 代表者: CEO 森國 麦
- - Web: nomu.company
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ