デュメンオレンジの新たな挑戦
静岡県浜松市に拠点を置くデュメンオレンジ社は、人気の多肉植物「カランコエ」のプレミアムブランド「カランディーバ」をリブランディングし、日本市場における新たなマーケティング戦略を発表しました。2024年9月24日から9月26日にかけて、長野県茅野市で開催される「フラワートライアルジャパン2024秋」に出展し、ブランドの魅力を披露する予定です。
新たなブランド戦略の目的
カランコエは、現代の消費者のニーズに応える丈夫で育てやすい多肉植物であり、豊富な色合いと多様な品種展開が持ち味です。しかし、近年の生産量は減少傾向にあり、消費者への認知度が低下しています。この問題を解決するため、デュメンオレンジは「カランディーバ」の新戦略を通じてカランコエの価値を高め、消費者の注目を集めることを目指しています。
マーケティングマネージャーの水戸真由子氏は、「魅力あふれるカランコエをもっと多くの人に知ってもらい、その市場価値を向上させたい」と語っています。
新しいプロモーション施策
リブランディングの第一歩として、デュメンオレンジはカランディーバを取り扱う販売店向けに、数量限定の「2個セットのギフトボックス」を無償提供することが決定しました。この施策は、ブランド認知度を向上させるだけでなく、実際にカランコエを手に取る機会を増やすことを狙いとしています。
展示ブースでは、オリジナル販促物を使用し、カランディーバの新しいブランドイメージを再構築していきます。特に、可愛らしいデザインのスリーブや、色とりどりの花を楽しめる鉢物など、消費者に魅力的な提案を行う予定です。
未来の展望
デュメンオレンジは、カランコエに留まらず、国内市場での花壇系および鉢物系苗のシェアを拡大すべく、2つの戦略に注力すると発表しています。一つは、ブランドの再構築です。オランダに本社を持つ同社の国際的な強みを活かし、人気の品目や品種を日本に導入し、その魅力を広めます。
もう一つは、リテールサポートの強化です。消費者が気軽に花を購入できるような売り場作りを進め、店頭キャンペーンなどの販促活動を強化していきます。
結語
デュメンオレンジの新たなマーケティング戦略は、カランコエの魅力を日本市場に再認識させるための重要な一歩です。2024年のフラワートライアルジャパンでの出展を通じて、カランディーバがどのように再生し、消費者の心をつかむのか、楽しみです。今後の展開に注目が集まります。