法人向けAIチャットボットに新機能を追加 - 業務効率化の強力な味方

AIチャットボットが進化する時代

概要

近年、法人向けの業務効率化を目的としたAI技術が進化し続けています。その中で、株式会社ナレッジコミュニケーションが手掛ける『ナレコムAI Chatbot』が、新たに「MCPエージェント」という機能を追加しました。この機能は、業務における情報検索やデータの取得をより迅速かつ効率的に行えるようサポートします。

MCPエージェントの特徴

「MCPエージェント」は、Model Context Protocolの略称（MCP）を使用しており、AIエージェントが複数のサーバーから必要な情報を自動的に取得する仕組みを持ちます。この機能によって、企業のIT担当者やセキュリティ管理者は、公式ドキュメントをリアルタイムでセキュアにアクセスできるようになります。

MCPサーバーはAWSやAzureといった主要なクラウドサービスに対応しており、特に開発者にとって不足しがちな情報を瞬時に取得できる点が大きな魅力と言えるでしょう。これにより、業務に必要な情報を探す時間を大幅に短縮し、効率化を図ることができます。

実際の利用場面

具体的には、以下の3つのMCPサーバーが使われます：
1. AWS Documentation MCP Server: AWSの最新ドキュメントを瞬時に検索、提供し、調査の手間を減少させます。
2. Microsoft Learn Docs MCP Server: Microsoftの公式情報にリアルタイムでアクセスし、必要なリソースを迅速に取得できます。
3. Brave Search MCP Server: ウェブ検索を統合し、様々な情報源から情報を引き出します。

これらのMCPサーバーによって、ユーザーはチャットのインターフェースを通じて、情報を簡単に取得し、適切な形式へ変換することが可能となります。たとえば、ユーザーが求める情報をドキュメントとして取得し、それをMarkdown形式で表示する機能も備えています。

利用料金と導入のしやすさ

ナレコムAI Chatbotは、スモールスタートが可能な料金プランが用意されています。月額1,000円から利用でき、部門別試験を経て全社展開へと進む導入のしやすさが好評です。また、教育機関向けには固定料金の「Educationプラン」が提供されており、学校や教育関連のニーズにも応えています。公式サイトでは詳細な料金プランも確認可能です。

企業について

ナレッジコミュニケーションは、「破壊的イノベーションで世界の在り方を変える」という理念のもと、AIとクラウド事業、VR・AR事業、そして教育事業の3つの領域で事業を展開しています。AIやデータを活用したコンサルティングから、システム構築、運用サポートまで幅広く提供し、様々な企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。

千葉県市川市に拠点を置くこの企業は、相之川に所在地を持ち、2008年に設立されて以来、多くのビジネスシーンでAIの実用化を進めてきました。今後も、ナレッジコミュニケーションの技術革新によって、さらなる業務改善が期待されます。