京都産業大学が進めるスマートキャンパス構想と最先端技術
京都市下京区に本社を構える株式会社エスユーエスは、京都産業大学と共同で新たな取り組みを進めています。この取り組みの中心には、キャンパスの魅力を360°から体験できるVR動画と、集客促進を狙ったARコンテンツの開発があり、最新技術を利用した「スマートキャンパス構想」が大きな注目を集めています。
VR体験による新たな集客方法
オープンキャンパスの集客のため、エスユーエスは360°VR動画を制作しました。多くの大学では、オープンキャンパスが週末に開催されているため、普段の活気あるキャンパスの様子を直接体験することは難しいですが、VR技術を活用することで、いつでもその雰囲気を疑似体験できるのです。
特に、桜の花が咲き誇る春の季節に、在学生が参加するサークル勧誘などのシーンを撮影し、京都産業大学が持つ学生の活気を360°で体感できるコンテンツが完成しました。
また、VR体験コーナーでは、法人向け認定販売店としての観点から開発した一括制御アプリを活用し、友人同士や親子で同時に動画を視聴することができる仕組みを導入。体験者の76%が初めてのVRゴーグルを使用したという結果も示すように、多くの来場者が新鮮な体験を楽しんでいました。
VR体験の反響と集客成果
アンケート結果からも、72%がVRの体験が来訪のきっかけとなり、90%の参加者が「理解しやすい」との回答を得るなど、高い満足度が確認されました。また、体験後には95%が京都産業大学に親近感を抱いたとのこと。これにより、VRコンテンツが大学の魅力を伝える上で非常に効果的であることが立証されています。
ARフォトフレームの開発
冬には、京都産業大学初のクリスマスイベント「ONLY ONE CAMPUS Luminous Festa 2023」のために、学生と共同でARフォトフレームを開発しました。手軽に使用でき、アプリインストールも不要なWebAR技術を用いてクリスマスの特別な思い出を作ることができ、実際に250人以上の学生が楽しみました。
さらに、卒業式に向けては、より進化させたARフォトフレームを制作。キャンパス内の好きな場所での自由な撮影を可能にし、学生たちの晴れの日の思い出を豊かにする施策が行われました。
スマートキャンパスのビジョン
京都産業大学は、ソフトバンクの協力も得て、プライベート5G、AI、AR、VRなどを駆使した未来型キャンパスの実現に向けた「スマートキャンパス構想」を展開中です。これにより、技術を教育現場に取り入れ、生徒たちの体験をより豊かにし、入学動機の向上にも貢献しています。
エスユーエスは、今後も最先端の技術を活かし、教育および産業分野の課題解決に取り組んでいく姿勢を示しています。学生募集やイベントプロモーションの新たなカタチを示すこの取り組みは、今後も期待されることでしょう。