幕張メッセで展示された新しい印刷ソリューション「primos」とは

幕張メッセで見た新たな印刷体験

2015年10月28日から30日まで、幕張メッセで「2015 JAPAN IT Week 秋」が開催されました。このイベントは、IT技術やサービスに関する8つの展示会が合同で行われる大規模なもので、新しい技術や製品に出会える貴重な場所となっています。その中で、ドイツのSEH（SEH Computertechnik GmbH）は、日本初となるiOS専用アプライアンス「primos（プリモス）」を展示しました。

「primos」は、iOSデバイス（iPadやiPhone）から簡単に印刷ができる点に大きな特徴があります。これにより、企業のネットワークに接続さえすれば、設定も簡単で、すぐに印刷を開始できる手軽さが魅力です。さらに、このデバイスは、AirPrintに対応していない通常のプリンターでも利用可能。1台の「primos」で、最大10台のプリンターを設定できるため、企業のさまざまなニーズに応えることができます。

ブースでは、SEHのセールディレクターであるミシャー・デーネ＝ヴィーシチ氏がプレゼンテーションを行い、約300名以上の来場者を迎えました。来場者からは、「これまでiPadから印刷するのは不便だったが、これを使えば簡単になりそう」との声や、「ぜひ自社に導入したい」との期待の声が寄せられました。こうした反響からも、新製品への関心の高さが伺えます。

安全性にも重きを置いており、ユーザーのアクセス制限や認証機能、印刷データの暗号化によって、安心して利用できる環境を提供しています。「primos」は、企業オフィスだけでなく、iPadの利用が増えている外食産業や教育現場への導入も視野に入れており、将来的な展開が楽しみです。

SEHとは

SEH Computertechnik GmbHは、ネットワーク技術の研究開発を行い、特に印刷分野で20年以上の実績を誇ります。信頼性の高いプリンタサーバやデバイスサーバを提供し、製品の設計から製造まで一貫して行うことで、高品質な商品を世界中に展開しています。そのクオリティは、国内外で高く評価されています。

2015 JAPAN IT Week 秋の詳細

このイベントは、多くの企業やプロフェッショナルが集う場所であり、新たな技術の発表や展示の場となります。DEMONSTRATIONゾーンでは、最新の技術や製品を実際に使ってみる機会もあり、参加者からは非常に好評を得ていました。SEHの「primos」もその一環として、多くの注目を集め、今後の販売に期待が寄せられています。特に、印刷を扱うビジネスにとって、手軽に導入できる「primos」の存在は、業務の効率化に寄与することが期待されます。

新たな印刷ソリューション「primos」は、スマートデバイスの活用を一層促進し、業界の革新に一役買うことが期待されています。今後、さまざまな業界における活用事例が増えることが予想され、目が離せません。