高知信用金庫が掲げる新ビジネススタイル
高知信用金庫(理事長:山﨑久留美)は、地域活動の推進を図る新たなビジネススタイル「正統派ビジネスカジュアル」を2026年1月5日から導入すると発表しました。この取り組みは、同金庫が掲げる中期経営計画「未来世代構築」の一環であり、「本業と地域貢献」が重要なテーマとされています。
地域に寄り添う新しい装い
高知信用金庫は、地域の未来価値を持続的に創造することを目指し、地域活性化事業を進めています。その中で、役職員の働き方や装いを見直し、全員が地域活動に積極的に関与できる環境を整えることを目指しています。新たなビジネススタイルは、地域のニーズに応じた「装い」を提案することによって、職員が地域の課題解決に取り組む姿勢を可視化します。
ビジネススタイルの多様性
「正統派ビジネスカジュアル」では、三つのドレスコードが設定されています。
1.
接遇ビジネスカジュアル
- お客様との接客で親しみやすさと信頼感を大事にしながら、主に月曜日から木曜日に着用。
2.
フォーマルビジネススーツ
- 重要なビジネスシーンでの格式を守りつつ、現代的な軽やかさも追求。金曜日に着用。
3.
地域貢献カジュアル
- ボランティアや地域イベント参加時に着用し、地域の皆様と共に汗を流せるスタイル。
専門家の力を借りた新スタイル
このプロジェクトは、服飾研究家の中野香織氏がディレクターを務め、優れた繊維メーカー「国島」が技術的支援を行っています。過去3年間取り組まれてきた「ビジネスウェア創造プロジェクト」によって、役職員の服装に対する意識改革が進められ、ビジネススタイルだけでなく、職場環境の美的価値も整えることができました。
課題発見からの成果
このプロジェクトでは、まず課題の発見からスタート。その後、服装の各部位において具体的な改善を行い、認識の深まりを図りました。やがて、オリジナルのブラウスや靴の開発により、装いに対する文化的な理解が促進され、職員一人ひとりが「自分で選び、自分で装う」力を育成することにも成功しました。
地域活性化への貢献
この新しいビジネススタイルは、単なる服装の刷新を意味するだけでなく、「地域課題に寄り添い、現場で汗をかく」という高知信用金庫の姿勢を示すものです。高知の文化や風土にマッチした装いを実現し、地域と共に成長する信用金庫としての信頼性を保つことが期待されています。
プロモーション企画も実施
新スタイル導入に伴い、高知アニメクリエイター聖地プロジェクトとの協力を得てプロモーションを行います。アニメ技術を活用し、役職員のフィギュアを展示。地域の魅力を伝え、新しいビジネススタイルを発信していきます。2026年1月31日まで展示予定で、興味のある方はぜひ見に来てください。
高知信用金庫は、創業100周年事業の一環としてこれらの地域活性化に取り組んでおり、職員の新たな装いもその重要な一歩です。