ヤマダデンキがAppleの「Automated Device Enrollment」(ADE)認定を取得し、2025年10月1日より企業向けに提供を開始します。このサービスは、企業がApple製品を一斉に導入する際の手続きや運用を大幅に効率化するもので、特に初期設定やキッティング作業が簡略化される点が特徴です。
ADEとは?
Appleが提供するADEは、企業が複数のApple製端末を導入する際に必要な面倒な初期設定やキッティング作業を自動化するサービスです。従来、これらの作業は時間がかかり、専門知識を持つスタッフが必要であるため、企業にとっては負担でした。しかし、ADEを利用することで、これらの作業が簡素化され、端末の準備に要する時間とリソースを大幅に削減できます。また、MDM(Mobile Device Management)との連携もスムーズになり、企業内での端末管理がしやすくなります。
具体的な利点
1.
初期設定・キッティング作業の効率化: ADEを使えば、端末の初期設定やキッティング作業が自動で進行するため、端末管理者は手間をかけずに製品を業務に投入できます。これにより、企業全体の生産性が向上するでしょう。
2.
セキュリティ管理の向上: ADEを導入することで、MDMを利用した端末の一元管理が可能になります。企業は、全ての端末を集中管理することで、セキュリティリスクを軽減し、迅速な対応ができる体制を整えることができます。
提供内容について
ヤマダデンキでは、iPadやMacbookなどのApple製品を対象にこのサービスを展開します。提供先は企業や地方自治体、病院、大学・専門学校など幅広く設定されており、全国173か所の法人営業所で手続きできます。これにより、地方自治体や教育機関にも幅広くサービスが行き渡ることが期待されています。なお、一部の営業所では取扱いに制限がありますので、事前にウェブサイトで確認することをお勧めします。
これからの展望
ヤマダデンキは今後も、商品とサービスのさらなる充実を図り、顧客に追加の価値を提供し続けることを目指しています。この新たなサービスにより、企業のApple製品導入が一層スムーズになることが期待されており、ビジネスパートナーとしての役割を強化していく方針です。2025年を見据え、企業向けの革新を進めるヤマダデンキの動向から目が離せません。