Gazelle Capitalが3号ファンドを設立し起業家支援を強化
日本国内のベンチャーキャピタル、Gazelle Capital株式会社(以下、Gazelle Capital)は、プレシードおよびシード段階に特化した新たな3号ファンドを設立しました。このファンドは、国内産業をリードする起業家を育成し、さらに成長を促すための投資を行うことを目的としています。今後製造業や不動産業など、レガシー産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に資する企業への出資を拡充する方針をとっています。
3号ファンド組成の背景
日本の市場環境は、労働力人口の減少やDXの進展不足といったさまざまな課題に直面しています。これらの課題を解決すべく、Gazelle Capitalは新しい技術やビジネスモデルを取り入れ、急速な成長が期待されるスタートアップへの投資に力を入れることにしました。新ファンドの総額は最大20億円を目指しており、今年中にも初回の締切を迎えました。
「我々は年間1,000社以上のスタートアップと面談し、市場のニーズを的確に把握しています。起業家が持つビジョンをサポートし、彼らの成長を促すためのパートナーでありたいと考えています。」と代表パートナーの石橋孝太郎氏は語ります。
投資方針と注目分野
新3号ファンドの投資方針は、•プレシード・シード中心(一部プレシリーズAも含む)•既存産業領域に焦点を当て、toBおよびtoCの企業に投資することです。最大で5,000万円の資金を提供し、他にもM&AやIPOといったイグジットの選択肢を持ちながら成長を見守ります。
事業検討に要する時間は、平均して2週間から2ヶ月程度となっています。また、資金調達が行われた後には二人組合形式のCVCファンドからの出資検討も行う予定です。
チームの紹介
Gazelle Capitalには強力なチームが揃っています。代表の石橋孝太郎氏は、スタートアップに関わるキャリアを重ねた後、2019年に同社を設立しました。プリンシパルの近藤絵水氏やシニアキャピタリストの大谷直之氏もそれぞれ、さまざまな業界での経験を持ち、各々が専門性を生かした業務に取り組んでいます。
今後の展望
3号ファンドの設立に伴い、Gazelle Capitalは自身のYouTubeチャンネル「スタートアップ投資TV」を通じて起業家との直接の接点をつくることを予定しています。今後、ライブ配信を行い、新ファンドに対する思いや詳細な投資方針を共有し、起業家との連携を強化していく考えです。
「我々は常に起業家の側に立ち、彼らの成長を促すため全力を尽くします。」と石橋氏は締めくくります。
会社概要
Gazelle Capital株式会社は東京都千代田区に本社を構え、VCファンドの運営やCVCの支援、創業期の起業家への資金調達のサポートなど多岐にわたる事業を展開しています。今後も、スタートアップの充実したエコシステムを目指して活動を続けていきます。