医療DX加速の取り組み
2024-08-22 16:17:12

医療現場のDXを加速するテクモと日本ストラタステクノロジーの協業

医療現場のDXを加速するテクモと日本ストラタステクノロジーの協業



テクモ合同会社と日本ストラタステクノロジー株式会社が、医療機器を統合する先進的なプラットフォーム「TQMO-XA」を発表しました。この革新的なシステムは、無停止型エッジコンピューティング「Stratus ztC Edge」との組み合わせにより、24時間365日稼働する医療現場に最適なソリューションを提供します。稼働開始は2024年8月22日から。

急速に進化する医療現場では、心電図や酸素濃度モニター、人工呼吸器など多種多様な機器から取得される患者データを用いて、リアルタイムでの治療が求められています。しかし、これらを単一のベンダーで賄うことは困難です。そこで「TQMO-XA」が、そのニーズに応え、さまざまな医療機器を接続するための橋渡しとなります。

TQMO-XAの特長とメリット



「TQMO-XA」は、各医療機器から得られるデータを共通のフォーマットに変換し、異なる機器間の柔軟な連携を可能にします。また、集中管理を実現することで、出力データのカスタマイズが可能になり、医療チームのニーズに合った情報提供が行えます。患者の生理パラメータはビッグデータとして扱われ、研究やAIの分析利用が一層促進されます。

さらに、無停止型エッジコンピュータである「Stratus ztC Edge」に対応する「TQMO-XA」は、システムの安定稼働を支援し、医療現場に求められる業務負担を軽減します。これにより、医療従事者は医療をより円滑に提供できる環境が整います。

テクモからの販売価格は3,600,000円(税別)から。必要な機器や数に応じて価格が変動するため、導入が検討される医療機関は、具体的な情報を確認することが重要です。

参考出展と今後の展開



この新しいプラットフォームは、2024年の「第50回日本診療情報管理学会学術大会」において、連携モバイルツール「TQMO-bi」とともに参考出展されます。詳細情報は公式サイトにて発表される予定です。

テクモ合同会社とそのビジョン



テクモ合同会社は2018年に設立され、医療ICTの進化へ貢献することを目的として、多様な医療機器や情報の統合を目指しています。企業理念にある「手を組もう」の通り、様々なパートナーと協業し、医療現場におけるデータ活用の促進に取り組んでいます。

ストラタステクノロジー社について



一方、ストラタステクノロジー社は1980年から高可用性コンピューターを提供しており、その専門知識に基づき、医療分野におけるデータ処理の信頼性を高めています。技術が進歩する中、ゼロタッチ運用のプラットフォームは、専門のIT担当者が少ない医療機関でも容易に利用できる強力なサポートです。

両社のコラボレーションにより、医療現場では更なるデジタルトランスフォーメーションが期待され、患者の安全性や治療の質をより一層向上させることでしょう。


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会社情報

会社名
日本ストラタステクノロジー株式会社
住所
東京都千代田区六番町6勝永六番町ビル
電話番号
03-3234-5301

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