帝京大学八王子キャンパスが新たに生まれ変わった図書館
帝京大学八王子キャンパスのメディアライブラリーセンターが、この度大きなリニューアルを遂げました。新たに誕生した「メディアラウンジ」は「学生が集まる知とくつろぎの空間」として、生徒たちの日常に溶け込む新しい施設となっています。
改修の背景と目的
大学生の読書離れやデジタル化に伴う図書館利用者の減少が大きな課題となっていたため、利用頻度を上げるための施策が求められました。今回の改修では、図書館をただの借りる場所から、学生たちが気軽に訪れ、交流できる温かい場へと変えることを目指しました。これにより、普段は図書館を利用しない学生でも、自然と足を運びたくなるような魅力的な空間を作り出しています。
安らぎと知のシンボル、シンボルツリー
リニューアルされたメディアラウンジは、開放的なガラス張りのデザインが特徴です。中央には圧巻の4mのシンボルツリーが据えられ、緑豊かな空間が広がることでリラックスした雰囲気を演出しています。この場所では、授業の空き時間にリラックスしたり、仲間と交流しながら課題に取り組んだり、セミナーやワークショップに参加することができ、一人でもグループでも心地よく過ごせるような環境が整っています。
本を気軽に手に取れる配置
また、ユニークな点としては、壁面本棚にベンチが組み込まれていることや、キューブ型ユニット本棚が設置されている点です。これにより、学生たちは興味を引かれる本や雑誌、コミックに自然と巡り会うことができます。学びだけでなく、楽しみをもたらすこの取り組みは、学生の図書館利用を促進するための一環です。
技術の導入で新たな体験
さらに、メディアラウンジには最新の技術が導入されています。オンラインでの双方向イベントに対応できる98インチの大画面モニターが設置されており、Wi-Fiや充電施設も整っています。これにより、学ぶだけでなく、生活の一部として利用できる場所へと生まれ変わりました。軽食の持ち込みも可能なため、忙しい学生も気軽に立ち寄ることが期待されます。
リニューアルイベントの盛況ぶり
2025年9月24日および25日の2日間、メディアラウンジで行われたリニューアルイベントには314名の学生が参加し、新しい空間を存分に楽しみました。お菓子の配布や豪華賞品を用意したくじ引きなど、イベントは大いに賑わいを見せました。参加者からは「緑を基調とした空間で入りやすくなった」「今後は気軽に利用したい」といった感想が寄せられ、今後の利用者数の増加への期待が高まっています。
まとめ
以上のように、帝京大学八王子キャンパスのメディアラウンジは、ただの勉強場所を以上のものへと変貌を遂げました。学生たちが交流し、知識を深めることができる場所として、今後の利用がますます期待されます。新しい学びの空間の誕生は、学生生活にどのような影響を与えるのか、今後の展開が楽しみです。