日本への新型コロナワクチン供給、モデルナ社が武田薬品と協力
モデルナ社と武田薬品、新型コロナウイルスワクチン供給の合意
モデルナ社が、日本政府および武田薬品工業と提携し、メッセンジャーRNA技術を用いた新型コロナウイルスワクチン、mRNA-1273の供給を始めることが発表されました。総供給量は5,000万回分で、日本国内の感染症対策に重要な役割を果たすことが期待されています。
この発表は、モデルナ社の最高経営責任者ステファン・バンセル氏のコメントを通じて行われました。彼は、厚生労働省や武田薬品の支援がなければ、日本へのワクチン供給は実現し得なかったと感謝の意を表し、「このワクチンが中高年や高齢者の感染症対策に貢献できることを願っている」と述べています。
モデルナ社についての知見
モデルナ社は設立から9年の間に、mRNA技術に基づく新たなワクチンプラットフォームを開発してきました。これは、新型コロナウイルスパンデミックの際に迅速にワクチンを製造し、臨床でも利用可能にするための重要な基盤となっています。新型コロナウイルスに対するモデルナの取り組みは今や世界中で知られるようになり、その成果が期待されています。
この会社は、細胞内でのタンパク質生産を指示するmRNAベースの医薬品の開発に注力しており、これにより感染症、免疫腫瘍学、さらには自己免疫疾患などに対する治療薬を提供することを目指しています。モデルナの技術は、様々な疾患に対処できる可能性を秘めています。
供給契約の未来
今回のプレスリリースでは、モデルナ社が厚生労働省との間で締結した供給契約に関する将来予測の表明がなされています。この表明は、さまざまな条件や締結の可能性を含んでおり、今後の進展には注意が必要です。
また、モデルナ社は患者の生活を変える医薬の開発を目指しており、そのためには数多くのリスクや不確実性が存在しています。特に、mRNA技術を用いた製品が商業化されるにあたり、様々な課題に挑戦する必要があります。
まとめ
モデルナ社は、先進的なmRNA技術を駆使し、日本の新型コロナウイルス感染症対策に大きく貢献しようとしています。厚生労働省や武田薬品との協力により、日本国内でのワクチン供給が現実味を帯びてきた今、医療現場での影響が期待されます。今後の進展に注目していきたいところです。
会社情報
- 会社名
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Moderna, Inc.
- 住所
- 200 Technology Square CambridgeMassachusetts
- 電話番号
-
617-714-6500