Clearが酒販店買収
2018-07-05 15:59:50

日本酒ベンチャーClearが老舗酒販店買収!高価格日本酒市場に挑む

日本酒ベンチャーClearの新たな挑戦



株式会社Clearが、創業から50年以上の歴史を誇る老舗酒販店を買収し、Eコマース市場に本格的に参入しました。Clearは日本酒専門メディア「SAKETIMES」を運営し、日本酒業界における深い知識とネットワークを活かした新しいビジネスモデルを模索していました。この度、川勇商店の全株式を取得し、完全子会社化を果たしたことで、免許の制限なしに自由な商品展開が可能となるのです。

Clearと酒販店買収の経緯



Clearは「SAKETIMES」を通じて築いた日本各地の酒蔵とのネットワークをバックボーンに、良質な日本酒の需要に応える体制を整えています。川勇商店との交渉を経て、老舗の酒販店を手に入れたことで、酒類小売業からの新たな可能性が広がっています。これにより高価格帯の日本酒を扱う「SAKE100」というEコマースサービスが正式に始まることとなりました。

新たなEコマース事業「SAKE100」の特徴



Clearが展開する「SAKE100」の コンセプトは「100年誇れる1本を。」。すべての商品はClearと酒蔵の共同開発によるもので、高品質のプレミアム日本酒を中心にラインナップします。第1弾商品として楯の川酒造とタッグを組んで開発した『百光 -byakko-』は、クラウドファンディングで先行販売され、たった3時間で目標金額を達成しました。また、結果的には390万円以上の支援を集めるなど、その人気の高さが証明されています。

国内外への展開計画



「SAKE100」は、国内ではD2C(Direct to Consumer)モデルとして少数精鋭の商品ラインナップを強化し続け、海外へも積極的に進出します。北米、アジア、ヨーロッパを中心にリーチを広げ、高品質な日本酒の輸出も視野に入れています。このような市場拡大を図りながら、Clearは日本酒の文化を国内外で高めていくことを目指しています。

背景と市場ニーズの変化



日本酒の課税移出数量は1973年をピークに減少している一方、特定名称酒と呼ばれる高価格帯の日本酒は7年連続で成長を遂げています。また、海外市場でも輸出ボリュームが増加傾向にあります。今や、日本酒は「量を乗るスタイル」から「品質を楽しむスタイル」へと変遷しており、Clearはこの消費者ニーズの変化に適応したかたちで、「SAKE100」を通じての高価格市場の確立を目指します。

今後の展望



Clearは、日本酒業界の未来を見据え、「SAKE100」を通じた新しい価値観を提示します。日本酒がワインやウイスキーのように、世界中で高く評価される存在になることを夢見て、独自のオリジナル商品を展開し、消費者に新たな体験を提供していく考えです。サービスの開始は2018年7月中旬が予定されており、今後の動向が大いに注目されます。

株式会社Clearのミッションは「未来視点のサービスで、SAKEの市場・文化を発展させる」こと。これからも日本酒業界の進化に貢献する企業として期待が寄せられます。

会社情報

会社名
株式会社Clear
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目4−3JP渋谷4階
電話番号
03-6455-3496

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