日本トムソンの挑戦
2024-11-28 14:35:24

日本トムソン株式会社がSBTiからCO2排出削減目標の認定を取得

日本トムソン株式会社がSBTi認定を獲得



日本トムソン株式会社(以下、当社)は、先日、国際的なイニシアチブであるSBTi(The Science Based Targets initiative)から、2030年度までの温室効果ガス排出量の削減目標について「NEAR-TERM SCIENCE-BASED TARGETS(科学的根拠に基づく短期目標)」の認定を取得しました。この認定は、当社が設定した目標がパリ協定に準拠していることを正式に評価された結果です。

目標の具体的詳細


当社の温室効果ガス排出量削減目標は以下の通りです:

  • - Scope 1, 2:2022年を基準年として2030年度までに42%以上の削減。
  • - Scope 3 カテゴリ1:同様に25%以上の削減を目指します。

目指すべき目標


SBTiによる認定は、当社のカーボンニュートラル実現へのコミットメントをステークホルダーに伝えるための重要なステップです。パリ協定が求める「1.5℃の気温上昇を抑える」という非常に厳しい目標に対して、企業全体から4.2%以上の温室効果ガス排出量削減が求められる中、当社はこの挑戦を真剣に受け止めています。

認定取得の背景


当社がSBT認定を取得した理由は、明確なカーボンニュートラルの実現を示すためです。近年、サステナビリティ関連の規制が広がる中、当社は統合報告書の初発行以降、目標達成に向けた様々な取り組みを進めてきました。特に排出量の見える化や具体的な削減実施、情報開示の充実、人材育成を重点的に行っています。

苦労した点


認定プロセスにおいては、CDPから求められる排出量実績報告の細分化や、日本基準とSBTi準拠の排出量算定方法の違いを理解するのが難しいと感じました。特に基準年と直近年のデータ整備は容易ではなく、人的リソースを充てる必要がありました。

具体的な取り組み


当社は、様々なカテゴリーで省エネ・再エネの取り組みを進めています。

  • - 省エネ:製造部門でのエネルギー効率改善、省エネパトロールの実施、重油使用から電力の利用への移行等に取り組んでいます。
  • - 再エネ:太陽光発電システムの導入、CO2フリープランの活用などにより、2030年までに使用電力の約50%を再エネから調達する計画です。
  • - 情報開示:透明性を高めるため、TCFD提言に基づく詳細な情報開示を心がけ、ステークホルダーとの信頼関係を構築しています。

将来の展望


今後は、中期経営計画2026を通じて「経済価値」と「社会価値」の両立を目指し、引き続きサステナブル経営を推進して参ります。特にScope 3の排出量削減においては、取引先と連携しながら、サプライチェーン全体での取り組みを強化していく予定です。

当社は社会に貢献する企業として、カーボンニュートラル達成に向けて挑戦を続けています。今後も積極的な情報発信を行い、皆様の理解を頂ければ幸いです。


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会社情報

会社名
日本トムソン株式会社
住所
東京都港区高輪2丁目19番19号
電話番号
03-3448-5868

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