シャープの新工場
2024-07-25 16:36:13

シャープとエルアラビ社が合弁会社設立、新型冷蔵庫工場建設へ

シャープ株式会社は、エジプトの家電メーカーエルアラビ社(El Araby)と提携し、新しい冷蔵庫工場を建設するための合弁会社を設立する契約を締結しました。この契約は、2023年7月24日に正式に発表され、2027年にはエジプト市場で冷蔵庫約50万台の販売を目指すことが示されています。

エルアラビ社はカイロに本社があり、シャープとは既に2004年からエアコンの製造と販売で協力してきました。この長年の関係に基づき、冷蔵庫の製造という新たな挑戦に乗り出します。エジプト市場においてシャープは、エアコンや冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、テレビといった5つの主要製品を展開しており、すでに高いブランド認知度を誇っています。

近年、エジプトをはじめとするアフリカや中東地域は経済成長を遂げており、特に家電製品の需要が急速に拡大しています。この市場で注目を集めているのが、冷蔵庫の大型化です。今回設立される新工場では、容量600L以上の大容量冷蔵庫の生産が可能になります。工場の設計にはスマートファクトリーの要素が取り入れられ、生産や品質、設備情報の見える化を実現。さらに、多軸ロボットを用いた作業の自動化も進め、多効率的な生産体制を整備します。

合弁会社の名称は「Horizon for Home Appliances Manufacturing Co.」で、主に大型冷蔵庫や縦型冷凍庫の製造を行います。出資額は3000万ドルで、シャープの出資比率は20%、エルアラビ社が80%を占めています。新工場はエジプトのカイロ北部、クエスナ工業団地に建設される予定で、生産能力は年間40万台を見込んでいます。工場の稼働開始は2026年3月を予定しており、既存の工場とあわせてエジプト市場の需要に応えていく構えです。

また、この新工場はアフリカ地域や中東に向けた生産・輸出のハブとしても機能することで、さらなる事業の拡大を目指します。シャープとエルアラビ社の協力による新たな展開が、地域の家電市場に大きな影響を与えることが期待されています。

これからもシャープは、エジプト市場における強化を図り、品質の高い製品を提供していくことでしょう。エジプト及びアフリカ、中東市場のさらなる成長に寄与することを目指しています。


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会社情報

会社名
シャープ株式会社
住所
大阪府堺市堺区匠町1番地
電話番号
072-282-1221

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