ヘルプマークと啓発活動
2017-10-19 19:28:05
全国共通のヘルプマーク、意識の啓発活動が進行中
ヘルプマークが全国共通マークとして普及
最近、東京都で作成された「ヘルプマーク」が全国で共通のシンボルとして認知されることになりました。このマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の人々、妊娠初期の方などが周囲に配慮を必要としていることを示すためのものです。今後は全国各地でこのマークを見る機会が増えることが期待されており、思いやりある行動が求められています。
ヘルプマークの重要性
ヘルプマークの存在意義は、そのデザインが持つメッセージにあります。外見だけでは判断できない困難を抱える人々に、周囲の配慮を促すことで、より包括的な社会の実現に寄与しようとしています。外見的には健康そうに見える方でも、電車やバスの中で長時間立ち続けることが困難だったり、突然の事態に適応するのが難しいことがあります。
各地での普及啓発活動
さまざまな団体がこのヘルプマークの普及に向けたイベントを開催しています。たとえば、NPO法人音楽支援協会は東京都後援のもと、日比谷公園で開催された“ふるさと応援祭り2017”において、「Help Mark Music Aid」と銘打ったステージを設けました。このイベントでは、デトロイト出身のジャズボーカル親善大使が出演し、観客にヘルプマークの重要性を広める機会となりました。
また、株式会社LIXILはユニバーサルデザインについての出前授業を小学校で行い、子どもたちにヘルプマークの意義を教育しています。この授業では、自分には遠い存在に感じられる高齢者や障がい者について考え、多様性や配慮の必要性について学びます。
公共交通における理解促進
公共交通機関でも、ヘルプマークの認知度を向上させるための取り組みが進行中です。日本ユニバーサルマナー協会と交通エコロジー・モビリティ財団が連携した「ユニバーサルマナー公共交通プログラム」では、障がいのある方への理解を深めるため、講義やグループワークを通じて普及活動が行われています。
思いやりが社会を変える
ヘルプマークを身に着けた方を見かけた際には、思いやりのある行動が求められています。電車やバスの中で席を譲ったり、声をかけて支援を申し出ることが、周囲の理解を促進し、共に暮らす社会の実現につながります。日常的に行うこんな小さな行動が、誰もが安心して暮らせる社会を築く第一歩となるのです。普及啓発活動を通じて、ヘルプマークの重要性が浸透し、多くの人が理解を深めることが期待されています。
会社情報
- 会社名
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ヘルプマークサポート事務局
- 住所
- 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
- 電話番号
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