田島ケ原サクラソウ自生地を守るクラウドファンディング
プロジェクト概要
令和7年10月3日から、天然記念物である「田島ケ原サクラソウ自生地」を保護するために、クラウドファンディング型のふるさと納税を開始します。このプロジェクトは、地域の宝であるサクラソウを次世代へと引き継ぐための活動です。ご支援をお待ちしています。
サクラソウ自生地の重要性
「田島ケ原サクラソウ自生地」は、さいたま市桜区に位置し、絶滅危惧種であるサクラソウを含む約250種に及ぶ野草が見られます。この自生地は、東京近郊における代表的な原野植物群落として非常に価値が高く、1920年に日本で初めて指定された天然記念物であり、1952年には特別天然記念物にも認定されました。しかし、環境変化の影響により、サクラソウの個体数は最盛期の約5分の1に激減しており、絶滅の危機に立たされています。
文化財の現在の状況
現在、さいたま市の文化財は異常気象や自然災害によって多くの挑戦に直面しています。加えて、少子高齢化が進む中、職人の後継者問題や資材費の高騰なども大きな影響を及ぼしています。文化財の維持と管理は一層難しくなっているのが現状です。
寄附の使いみち
集まった寄附金は、サクラソウの保護に向けた様々な調査および維持管理に使用されます。具体的には、個体数の分析や生育環境の改善に向けた活動に活用し、サクラソウなどの天然記念物を守る活動全般に広く使われます。
過去の寄附金の活用状況
例えば、令和4年度には約287万円の寄附を受け取り、遺伝子解析や土壌分析などに利用しました。令和5年度には444万4千円の寄附が集まり、同様に多岐にわたる調査分析を行いました。令和6年度も135万3千円の寄附が寄せられ、維持管理のための作業に充てられました。
目標金額と期間
今回のプロジェクトの目標金額は2,500,000円で、受付期間は令和7年10月3日から12月31日までです。
申し込み方法
寄附は「ふるさとチョイス」にて専用ページから行うことができます。受付は令和7年10月3日9時から開始しますので、ぜひご確認ください。また、寄附申出書を郵送する方法もあり、さいたま市の公式ホームページからダウンロード可能です。
ふるさと納税の特典
ふるさと納税を利用することで、税制上の特例控除を受けられるほか、市外に在住の方にはお礼の品が贈呈されます。自生地保護のために、皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。
問い合わせ先
このプロジェクトに関するご質問は、さいたま市文化財保護課(電話:048-829-1723)までお問い合わせください。また、さいたま市公式LINEに登録すると最新情報をスマートフォンで受け取ることができます。登録はこちらから可能です!