桐蔭横浜大学が国内初のスポーツアナリティクス人材を養成するプログラムを開設

桐蔭横浜大学が新たに開設するスポーツアナリティクス人材養成プログラム

神奈川県横浜市にある桐蔭横浜大学が新たに、国内初となる「スポーツアナリティクス人材養成プログラム」を開設しました。このプログラムは、スポーツ分野においてデータ解析を通じた意思決定を支援するアナリティクス人材の育成を目指しています。特に、現代の競技スポーツにおいては技術や戦術の向上にデータが不可欠であり、そのニーズは高まっています。

プログラムの概要

桐蔭横浜大学は、株式会社SPLYZA、ダートフィッシュ・ジャパン、Hudl Japanの三社と提携し、包括的なカリキュラムを構築しました。このプログラムは、基礎から応用まで幅広い領域をカバーし、データ収集・分析・伝達能力を実践的に学べる内容となっており、最終的にはアナリストやコーチ、教育者として活躍する人材の育成を目指しています。

学修証明プログラムの実施

本プログラムは、体系的に編成された講義・演習から構成されており、合計9科目が設置されています。これには、専門的な講義だけでなく、統計学や機械学習に関する授業も含まれています。受講生は、これらの課程を修了し、所定の単位を取得することで学修証明書が授与されます。

プログラムの特長

このプログラムには以下の5つの特長があります。
1. 体系的なカリキュラム: 大学共通科目を基による9科目・総学修時間約205時間という充実したカリキュラムを提供。
2. 実践的な環境: 実習環境で専門知識を深め、実践的なスキルを習得。
3. アクティブラーニング: 学生主体の学びを重視し、実社会での応用能力を育成。
4. インターンシップの機会: プロスポーツチームや教育機関とのインターンシップを通じて実務経験を積む。
5. 企業連携: 産学連携によるカリキュラムの充実化を目指す。

期待される効果と今後の展望

学長の森朋子氏は、プログラムの開設が地域社会やスポーツ界に貢献することを期待しています。また、企業側もプログラムに対する期待を寄せており、積極的なサポートを行っています。今後、桐蔭横浜大学では社会人を対象とした履修証明プログラムの開設も検討しており、さらなる教育の普及を目指すと述べています。

このプログラムの開設は、スポーツアナリティクス分野における人材育成の重要な一歩となることでしょう。