滋賀大学とPreferred Networksの連携
滋賀大学は、株式会社Preferred Networks(PFN)と連携協定を締結し、国産生成AI「PLaMo」を導入することが発表されました。この取り組みは、教育や研究の高度化を目指すものであり、4月1日から全学生・教職員向けに実施されます。具体的には、PLaMoが開発したチャットアプリケーション「PLaMo Chat」や、日本語翻訳に特化した「PLaMo翻訳」が導入されます。これにより、教員は授業に応じたカスタマイズを行うことが可能になり、学生は生成AIを実践的に活用する機会が増えます。
問題提起
日本のAI開発分野は特に、米国や中国に比べて研究開発や社会への実装が遅れていると言われています。この現状を打破するため、滋賀大学は第1回目のデータサイエンス学部・研究科を設置し、AI活用の拠点として新技術の利用を推進しています。
PFNも、自社技術を活用して社会課題に取り組むことで、持続可能な社会の実現を目指しています。今回の連携は、このような流れに乗った重要な一歩です。
PLaMoのメリット
PFNが開発した生成AI「PLaMo」は、日本語に特化して設計されています。そのため、文法構造や語彙の理解が優れており、翻訳や要約、文章生成も自然な形で行うことが可能です。また、日本の大学においては情報漏洩のリスクが懸念される中、海外サーバーに依存しない設計が求められています。PLaMoは、そうした要求にも応じ、共同研究や利用データに基づく改良の余地も多く残されている点が、大きなメリットと言えるでしょう。
今後の展望
1. 教育・研究環境の改善
滋賀大学では、PLaMo導入により学生や教職員が生成AIを使いこなすための教育・研究環境の整備を進めます。特に、教員が授業内容に基づいてAIをカスタマイズすることで、より効果的な学習が実現することを目指します。
2. 人材育成
AIを学習支援の手段として位置づけることで、学生が主体的に考え、判断し、表現する力を身につけられる環境を整えることも求められています。PFNとのさらなる協力を通じて、AIと共に学ぶ姿勢を育む教育が進んでいくでしょう。
3. DX推進
全学でDXを推進する計画も示されており、「PLaMo Chat」や「PLaMo翻訳」の導入は、学生サービス向上や事務作業の効率化にも繋がると期待されています。デジタル・キャンパス化の加速を目指し、AIキャンパスの実現を視野に入れています。
まとめ
滋賀大学の今回の取り組みは、国産AIの教育実装を進める重要なステップです。PFNとの連携によって、生成AIを正しく利用できる知識やスキルの構築が促進され、教育・研究環境がより充実していくことが期待されます。今後の整備と発信に注目が集まることでしょう。さらに、その他の大学にも良い影響を与えていくことが望まれています。この連携がもたらす変化を、今後楽しみにしたいものです。