医療AI推進機構が世界最大の放射線学会に参加
2024年12月、世界最大の放射線学会である「Radiological Society of North America 2024」(RSNA2024)が開催されます。この大規模な学会に、医療AI推進機構株式会社(MAPI)が出展します。
MAPIとエムネスの共同展示
MAPIは、医療AI推進を目的とした専門機関であり、医療データの管理や提供に強みを持っています。今回は、広島を拠点とする株式会社エムネスと共にブースを設け、医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を紹介します。この連携は、主に日本市場に進出しようとする海外企業や、海外でのビジネス展開を計画中の日本企業を支援するものです。
エムネスは、遠隔画像診断支援サービスを提供し、医療機関や健診機関における効率的なデータ管理を実現しています。特に、レントゲンやCT、MRIといった医用画像の管理が得意です。このような先端技術を活用したサービスの普及は、医療現場における病気の早期発見や治療に貢献することでしょう。
日本の医療AIの国際的な評価
RSNA2024での出展を通じて、MAPIは日本の医療AI技術を世界に発信する機会となります。さまざまなパートナー企業と連携し、医療AI技術のデモンストレーションを行うことで、国際的な舞台での存在感を高める狙いです。また、海外のAI企業にとっても、日本市場への進出は魅力的な選択肢です。そのため、MAPIは日本進出支援パッケージを提供し、利点や可能性を説く機会を設けます。
医療AIの海外展開に向けた取り組み
MAPIは、日本の医療ベンチャー企業が海外で展開を進めるための支援も行っています。法規制の対応から販売や保守の面まで多角的に支援し、企業が国際的な競争力を持つような環境を整えます。また、海外のAI企業が日本進出を希望する場合にも、包括的なサポートを行う予定です。これにより、質の高い医療AI技術が多様な形で市場に流入し、医療の進化に寄与することが期待されています。
医療分野におけるAIの可能性は大きく、今後さらなる進展が見込まれます。RSNA2024でのMAPIの出展は、その一歩となるでしょう。グローバルな視点で、日本の医療をより良いものにしていくための重要な機会として、多くの人たちに注目されることが期待されます。