企業PCのサイバーセキュリティ問題、76日間の無防備状態を警告
企業PCの無防備状態が引き起こすリスク
企業のサイバーセキュリティに関する新たな調査報告書がどのように企業の運営に影響を及ぼすか、深堀りしていきます。本記事は、Absolute Security社が発表した「Absolute Security 2026 Resilience Risk Index」をもとに展開されます。企業のPCが年間76日間もサイバー攻撃に対して無防備な状態であると報告されています。この無防備期間を理解し、対策を講じる重要性について解説します。
サイバー攻撃と経済的損失
調査の結果、企業のエンドポイントセキュリティソフトウェアが約20%の確率で正常に機能していないことが判明しました。この状況がもたらす影響は計り知れず、年間で約4,000億米ドルもの損失がサイバーインシデントによるダウンタイムから発生しています。これほどの経済的損失を軽視することはできません。企業が直面するリスクは確実に増加しているため、対策が急がれます。
パッチ適用の遅延が招く脆弱性
本レポートの主なハイライトの一つとして、Windows 10および11の重要なOSパッチの適用に平均127日もの遅延が見られた点が挙げられます。この長い遅延期間中、デバイスは様々なサイバー攻撃に対して脆弱な状態です。この問題は前年の56日間から大幅に状況が悪化しています。確実にパッチを適用し、脅威に対応できる体制が必要です。
サポート終了OSの利用とそのリスク
現在、約10%のPCユーザーがWindows 10を使用しており、2025年10月にはサポートが終了します。これにより、サポート終了後のデバイスは新たな脆弱性に晒され、極めて高いリスクを抱えることになります。このため、企業は未対応のOSの利用を見直すことが急務です。
AIの急増とセキュリティの乖離
最近の調査によると、生成AIの利用が急激に拡大していますが、同時にセキュリティ対策が追いついていない実態も明らかになりました。特に、ブラウザセッションの数が前年比で2倍に増加する中で、セキュリティツールの約20%が機能していないという指摘があります。適切なガバナンスを講じ、より堅牢なセキュリティ体制を整備する必要があります。
データ保護とリスク
業界全体で見た場合、20%のデバイスに機密データが保存され、30%が暗号化されていない現状が確認されています。これにより情報漏えいや流出のリスクが高まり、企業にとって大きな問題となります。セキュリティ対策を強化し情報保護を最優先課題に位置付けることが求められます。
まとめ
以上から明らかなように、企業のPC環境は急速に変化し、特にAI技術の対応が求められています。しかし、セキュリティソフトウェアの約20%が適用に失敗しているため、企業はあらゆる脅威に対応できる『レジリエンス』の向上に向けた対策を進めるべきです。サイバー攻撃がもはや避けられない現実的な脅威である以上、企業はそのリスクを軽減するための体制を整えなければなりません。今後も定期的にこの問題を注視し、対応策を講じていくことが重要です。詳細な情報を知りたい方は「Absolute Security 2026 Resilience Risk Index」をぜひご覧ください。
会社情報
- 会社名
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Absolute Software株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー27階
- 電話番号
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03-5403-3414