瞬〆すずきの挑戦
2021-11-30 14:00:07
瞬〆すずき、海光物産が新たな挑戦と持続可能性への取り組みを発表
瞬〆すずき、海光物産が新たな挑戦と持続可能性への取り組みを発表
千葉県船橋市に拠点を置く海光物産が、今シーズン「瞬〆すずき」の漁を終えたことを発表しました。代表取締役の大野和彦氏は、2021年度の事業報告を行い、持続可能な漁業の重要性や新しい取り組みについて語りました。
2021年度の総括と挑戦
2021年のすずき漁は、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、出漁日数の制限を逆手に取り、効率的な操業を実現しました。漁獲量は約110トンとなり、例年通りの実績を維持したことを発表しました。漁の管理においては、漁獲の記録を徹底し、定量的な水産資源管理を進めてきたとのことです。そして、新たに導入された「江戸前フィッシュパスポートフェア」では、消費者が魚のトレーサビリティ情報を確認できる取り組みにも参画しました。
MEL流通加工段階(CoC)認証の取得
海光物産は、持続可能な漁業を支えるため、MEL流通加工段階認証を取得しました。この認証は、水産資源の持続的な利用や環境保全に多大な努力をしている漁業者や加工業者に与えられるものです。今後さらに高度な資源管理を目指して活動を続けるとの強い意志が伝えられました。
SDGsを意識した商品開発
海光物産では、エシカルフードの商品開発に取り組んでおり、特に「瞬〆すずき」を用いたオリジナル商品『瞬〆すずきのパイ包み焼き』はミシュランシェフとコラボし、クラウドファンディングで成功を収めました。この商品の開発は、海光物産がSDGs(持続可能な開発目標)に貢献する一環として行われ、自社のECサイトでの本格販売を12月1日から開始します。
環境問題への取り組み
昨今の環境問題に対しても注意を払っており、カーボンニュートラルの観点から電動フォークリフトなどの導入を行い、年間約9.3tのCO2排出削減を目指しています。また、東京湾の青潮問題に対しても漁師としての視点から改善への取り組みを進めています。
100年漁業継続プロジェクト
海光物産は「100年漁業継続プロジェクト」を通じて東京湾の資源管理を行い、その価値を最大化することを目指しています。この取り組みは、将来的に持続可能な漁業環境を次世代へと受け継ぐための重要なステップです。
まとめ
海光物産は、持続可能な漁業を通じて、より良い未来を築くための取り組みを進めています。「瞬〆すずき」の魅力を最大限に引き出し、環境問題にも配慮しながら、新たな挑戦に向けた一歩を踏み出しています。今後の展開にも大いに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
海光物産株式会社
- 住所
- 千葉県船橋市湊町3-20-7大伝ビル205号
- 電話番号
-
047-435-2060