今治の魅力再発見
2018-10-05 15:30:08

今治市、地域活性化を目指す『今治ブランド戦略会議』を設立

今治市が描く未来のストーリー



今治市は、人口減少が進行中で、特に若年層が市外に流出し続けています。この現状は、地域の魅力や価値を伝え切れていないことに起因しているとの認識が広がっています。これを受けて、今治市は『今治ブランド戦略会議』を設置し、地域の活性化に向けた新たな施策を打ち出しました。

ブランド戦略会議の目的



この会議の目的は、今治市が持つ多様なライフスタイル、文化、スポーツ、デザインコンテンツを組み合わせ、ひとつの魅力的な『ストーリー』として発信することです。人や企業、団体が協力して共創モデルを築くことで、地域への興味喚起や訪問者の増加につなげようとしています。

各コンテンツの連携



今治市は、今治タオルのブランド化をはじめ、サイクリングや村上海賊など、多彩な観光資源を持っています。しかし、それぞれのコンテンツが独自でプロモーションを行っているために、全体像が見えづらく、統一感が欠けています。そこで、『今治ブランド戦略会議』は、これらのコンテンツを一元化し、マスターブランドとしての認知を高めていくことを重視しています。

クリエイティブディレクターの就任



今回のプロジェクトには、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が総合監修として参画します。佐藤氏は、過去に今治タオルのブランディングを成功させた実績があり、全国的な知名度を高めた経験があります。佐藤氏は、「共創型今治モデル」を提唱し、地域自身が発案者、発信者、担い手として主体的に関わることが重要だと強調しています。

今後の展望



このブランド戦略会議は、今後の地域振興施策の大きな柱となります。最初の取り組みとして、2019年3月にはトライアルイベントが予定されています。さらなる観光客を取り込むためには、全ての関係者が同じ目標に向かって協力し、持続的な発展を目指す必要があります。

佐藤氏のメッセージ



「今治には素晴らしいコンテンツが豊富に揃っていますが、それぞれが孤立しているのはもったいない。魅力伝達を立体的かつ統一感のある形で行い、多くの人に『今治に行きたい』と思ってもらえるようにしたい」と、佐藤氏は語ります。また、クオリティの高いプロモーションを通じて、グローバルでも通用するブランディングを進めることが求められています。

結論



今治市は、持続的な地域活性化を実現するために、この新たなブランド戦略会議を基盤にし、多くの人々に魅力を届けることが期待されます。若者を惹きつける魅力的な街の再構築が、今後の鍵となることでしょう。まちの活力を引き出すための新たな取り組みに注目が集まります。

会社情報

会社名
愛媛県今治市
住所
愛媛県今治市別宮町一丁目4‐1
電話番号

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