多様性を解き放つメタバースイベント
2025年5月27日、大阪のEXPO2025万博会場にて、「Metaverse Japan Summit @2025EXPO」が開催され、クリエイターによるライブパフォーマンスとトークセッションが行われました。このイベントは、一般社団法人Metaverse Japanが主催し、「多様性を解き放つ」をテーマに、先端技術と独自の表現力に焦点を当てました。
イベントの概要
一般社団法人Metaverse Japan(MVJ)の代表理事、長田新子氏と馬渕邦美氏が中心となり、先端技術とウェルビーイングについてのディスカッションが展開されました。特に、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のアーティスト達による目の動きで操作するDJとXRアートのパフォーマンスが話題を呼びました。これにより、多様な表現方法と可能性が示され、観客とのつながりが生まれました。
クリエイター達の熱い思い
長田新子氏の思い
長田氏は、「パフォーマンスやセッションを通じて、先端技術による新たな表現とつながりの可能性を示すことができた」と語りました。彼女はこの機会が未来志向の時間であったと強調し、参加者への感謝の意を表しました。
馬渕邦美氏のコメント
馬渕氏は、万博という歴史的な場で、いのちとテクノロジーの進化について話し合えたことを喜びました。彼は次のステップに進むことを呼びかけ、人々が共に未来を切り開くことの重要性を訴えました。
せきぐちあいみ氏のアプローチ
XRアーティストのせきぐち氏は、AIとの連携によってXRが進化していることを示し、身体性や感情を大切にした人間的な表現の重要性を語りました。彼女は万博での快挙を誇りに思っています。
武藤将胤氏の感動
ALSのクリエイター、武藤氏は、音楽とXRアート、観客のエネルギーが一体となり、いのちの輝きを体現した瞬間を振り返りました。彼は今後もクリエイティブとテクノロジーを融合し、より良い未来社会を築くチャレンジを続けるとの決意を新たにしました。
ライブパフォーマンスとトークセッション
このイベントでは、2つの主要なセッションが行われました。まず、
「空間コンピューティングアート × WITH ALS COMMUNICATION CREATION」というタイトルのもと、視線入力DJとXRアート制作実演が披露されました。このパフォーマンスには、せきぐち氏と武藤氏が登壇し、技術の応用を目の当たりにしました。
次に、
「すべての命の輝きを解き放つ先端技術とウェルビーイング」というテーマでトークセッションが開催され、長田氏と馬渕氏が参加しました。多様性と先端技術がどのように結びつき、社会に貢献できるかについての考察が行われました。
Metaverse Creative Awards
また、世界的に人気のゲーム「Fortnite」と「Roblox」を活用した社会貢献活動に対する表彰も行われました。教育や防災などの分野での活用や、若者による地域振興の取り組みが評価され、今後の可能性を示しました。
終わりに
「Metaverse Japan Summit @2025EXPO」は、未来に向けた希望のメッセージを送る場となりました。これからもMetaverse Japanは、多様性を尊重しながら、誰もがクリエイティブに活躍できる社会の実現に向けて邁進していきます。