RENATUS ROBOTICSが新たに汎用ヒューマノイド開発を発表
無人倉庫デベロッパーのRENATUS ROBOTICSは、汎用ヒューマノイドロボット『TOMODACHI』の開発を開始したことを正式に発表しました。このロボットは、倉庫や工場における「入荷作業」「出荷作業」、さらには「場内での物資運搬」といった一連の作業を自動でこなすことができます。
プロジェクトの背景
RENATUS ROBOTICSは、これまでに世界初の統合型メガ自動倉庫『RENATUS』およびピッキングロボット『ADAM』を開発してきました。これらの革新技術により、EC出荷倉庫における作業の約60〜65%が自動化されています。しかし、依然として残る「入荷作業」や「出荷作業」、さらには「場内での物資運搬」については人手に依存している状況でした。
TOMODACHIの役割
今回開発されるTOMODACHIは、これら残された35〜40%の作業を担うことを目的としています。RENATUSのシステムと組み合わせることで、これまで人手で行われていた倉庫内作業の完全無人化を実現し、未来の自動化社会に向けた大きな一歩を踏み出すことになります。
さらに、TOMODACHIが対応する作業は倉庫にとどまらず、大規模製造工場の作業全体の50〜60%を占めています。そのため、このヒューマノイドロボットの開発によって、広範な業務範囲が自動化され、人類は新たな時代に突入することとなるでしょう。
今後の展望
TOMODACHIが無人化することで構築される無人物流ネットワークは、我々の生活を一変させる可能性を秘めています。今後のプロジェクト進捗にも大いに期待が寄せられており、さらに具体的な実用化の段階に入ることで、多くの産業に恩恵をもたらすことが見込まれています。
RENATUS ROBOTICSの企業情報
RENATUS ROBOTICSは、2022年5月27日に設立され、所在地はアメリカ・サンフランシスコの1160 Battery St.です。彼らは、超高効率の統合型自動倉庫システム『RENATUS』の開発と導入、及び自社倉庫の運営を行っています。
詳細な情報については、公式ウェブサイト
RENATUS ROBOTICS を覧ください。
今後もこのプロジェクトに関して新たなアップデートがあるかもしれないので、引き続き注目していきたいと思います。