高校生に向けた金融経済教育の取り組み
2024年8月13日、トレイダーズ証券株式会社が高校生を対象にした金融教育プログラム「ジョブシャドウイング」を実施しました。このプログラムは、NPO法人JUKEが企画し、現場での体験を通じて若い世代に金融知識を育むことを目的としています。渋谷区に本社を置く同社は、外国為替証拠金取引(FX取引)を主要業務としており、若者の金融リテラシー向上に貢献したいと考えています。
参加したのは神奈川県の私立高校、聖光学院中学校高等学校の1年生8名です。プログラムは、まずオリエンテーションから始まり、トレイダーズ証券の事業内容や一日の流れについて説明を受けました。その後、参加学生たちはメンターと共にディーリングルームに移動し、実際の業務を観察しました。
実務体験と質疑応答
メンターは市場部の為替ディーラーであり、彼らの仕事を身近で感じられる機会が提供されました。参加者は自ら準備した質問だけでなく、実際の業務を見て浮かんだ疑問をメンターに投げかけ、具体的な業務内容を深く理解しました。特に「みんなのFX」のデモトレードを使った模擬取引は、初めての経験ながらも真剣に取り組む姿が印象的でした。
プログラムの中では、重要な経済指標である英国の雇用統計が発表された時間に、英ポンド/円の為替レートが急変動する場面もありました。参加者たちはその状況に興味を持ち、モニターの動きに注目しながらメンターからの解説を真剣に聞いていました。
生成AIの活用法も学ぶ
また、トレイダーズ証券グループの株式会社FleGrowthによる生成AIソリューション「AIサポートデスク」の活用法についての講義も行われました。この講義では、参加者全員が具体的にプロンプトを書く方法について意見を出し合い、生成AIの活用がどのようにキャリア形成に役立つかを考える機会が与えられました。
学生の反応
プログラム終了後、参加者からは多くの感想が寄せられました。「職場の雰囲気が良く、希望を持てた」「社員の姿を見て、自分も自己を高めたくなった」といった声があり、他の業種での経験は貴重なものであったと感じたようです。特に、参加者の一人は須山社長からの言葉「今日の結果に囚われてはいけない。なぜその結果になったのかを考えることが重要だ。」が心に残ったと語りました。
トレイダーズ証券の今後の展望
トレイダーズ証券は今後も、学生向けの出張授業や職場体験プログラムの実施を通じて、金融経済教育のさらなる普及を目指していきます。「顧客第一主義」を掲げる同社は、個人投資家の金融リテラシー向上に貢献しつつ、新しいサービスの提供に挑戦し続けていく姿勢を示しています。これにより、誰もが未来に投資できる社会の実現を目指し、サステナブルな社会への貢献を強化していくことでしょう。
参考情報
トレイダーズ証券の取り組みは、将来を担う若者たちにとって価値ある経験となること間違いなしです。金融知識や経済の理解を深めるためのプログラムが今後も続くことを期待しています。