クレディシップグループ 飲食事業へ新規参入
クレディシップ株式会社が新たに飲食事業へ参入し、ラーメン店「麺処とりとん」を設立しました。大阪府大阪市に本社を置くこの企業は、税理士法人を中心に中小企業向けに多様な支援を行っていますが、今回の取り組みは新しいスタンスでの経営支援を模索するものです。
新たな経営支援モデルの構築
この新事業は、飲食業界の厳しい現状を踏まえ、単なる拡大を目的とするものではなく、クレディシップが掲げる「ブランド×組織×財務」を統合した新たなモデルとして位置付けられています。特に、飲食業界は高い廃業率が知られており、1年以内に約30%の店舗が廃業すると言われています。このような現実を変えるため、同社は株式を保有し、経営に深く関与することで現場の理解を深めた支援体制を整えています。
リブランディングの実施
「麺処とりとん」は、関西大学から徒歩わずか10秒の場所に第一号店をオープン予定です。以前の店舗は短期間で営業困難に陥ったため、そのリブランディングを徹底的に行いました。店名やコンセプト、内外装、商品を一新し、顧客に新たな体験を提供することに努めています。
店名・コンセプトの再設計
新しい店名「麺処とりとん」は、鶏と豚骨のスープの旨味を表現したもので、学生からの支持を受けた名称です。この親しみやすさは、特に学生のお客様を意識したものであり、ブランドのカラーリングにも工夫が施されています。ロゴは白を基調にしたひらがな表記に加え、黒の筆文字でラーメンの力強さを表現しています。
店舗デザイン
店舗デザインは、学生が一人でも安心して訪れることができるスタイルを重視し、スタイリッシュかつ温かみのある空間を作り出すことを目指しました。外装は遠くから見ても「ラーメン店」であることが感じ取れるよう設計され、訪問者が安心して入店できるように配慮されています。
商品開発の進め方
商品開発の過程では、関西大学ラーメン同好会と連携し、学生のリアルな声を反映したメニュー作りを進行しました。鶏と豚骨をバランス良く組み合わせたスープは、そのクリアな旨味と力強いコクが特徴です。
今後の展開
クレディシップは、今後も飲食業界への支援を本格的に進める方針です。具体的には、ブランド構築、内外装デザイン、メニュー開発、SNS戦略、財務管理、人材開発など多岐にわたるサポートを提供し、中小企業やスモールビジネスの持続可能な運営を支援していく予定です。特に、注力しているのが「挑戦者が長期で続く事業づくり」であり、これを実現するためのパートナーシップを模索しています。
クレディシップグループの代表、鯉淵拓真氏は「美味しい商品を作り、その価値をお客様に正しく届けることができれば、必ず“選ばれる店”になれる」と展望を語っています。顧客の期待を超える体験を提供することが、今後の繁盛へと繋がるでしょう。
店舗概要
- - 店名: 麺処とりとん
- - 所在地: 大阪府吹田市千里山東1-9-21
- - アクセス: 関西大学から徒歩10秒
- - 座席数: 16席
- - オープン日: 2025年12月15日(月)
- - 営業時間: 11:00〜15:00
- - 定休日: 日曜
- - 主なメニュー: とりとんらーめん、ネギらーめん、チャーシューめん
今後の活躍が楽しみな「麺処とりとん」。多くの人に愛されるラーメン店となることが期待されています。