新刊「それって円錐角膜かもしれません」が登場
2019年11月7日、医療法人社団南青山アイクリニックによって、新たに書籍「それって円錐角膜かもしれません―早く見つけられれば進行を止める方法があります!」が出版されました。この本は、円錐角膜という疾患について多くの人々に理解してもらうことを目的としています。
円錐角膜とは?
円錐角膜は、先天的または進行性の眼の疾患であり、患者の角膜が円錐のような形状に変形することで、新たな視力の問題を引き起こします。具体的には、強い近視や乱視の進行が特徴で、この状態になると視力の矯正がますます難しくなるのです。特に、日本ではこの病気の罹患率が約200〜300人に一人とされており、角膜移植の原因疾患としても影響を及ぼしています。
早期発見と治療の重要性
この書籍は、円錐角膜の認知度を高め、早期発見と早期治療の重要性を訴えています。過去15年ほど前までは有効な治療法がなく、重症化すると角膜移植しか選択肢がなかったため、多くの人々が苦しい思いをしていました。しかし、2003年に開発された「角膜クロスリンキング」という手術により、進行を止めることが可能となりました。
書籍の内容について
本書には、以下のような多様な章立てが用意されています。
1.
近視について:近視がどのようにして進行するか、そして日本の近視の現状について。
2.
放置してはいけない視力の病気:子どもの視力障害に関する重要な知識。
3.
円錐角膜がもたらす影響:この疾患についての詳細な解説、進行の仕組み、さまざまな治療法やその効果を紹介しています。
特に、視力の悪化を防ぐための自助策や、眼科医としての著者が実践している最新の治療法についても詳しく語られています。著者の加藤直子医師は、南青山アイクリニックに勤務し、さまざまな大学でも非常勤講師を務めている信頼のおける専門家です。
書籍の詳細
書籍名は、最も多くの人に伝えたいメッセージを込めています。「早く見つけられれば進行を止める方法があります!」と呼びかけており、特に10代・20代の方々にとっては必読の書となるでしょう。
書籍情報:
- - 定価:本体1,600円(税別)
- - 著者:加藤直子(医師)
- - ISBN:978-4-89775-400-0(C0047)
- - 発行会社:ライフサイエンス出版株式会社(2019年10月)
まとめ
この書籍を通じて、円錐角膜に対する理解が深まり、ひいては早期の発見と適切な治療を受けるきっかけとなることを願っています。患者やその家族、そして医療従事者にとって、非常に有益な情報が満載です。購入は
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