置賜地域の魅力を凝縮した新作ワイン
山形県置賜地域のワイナリー「GRAPE REPUBLIC」が、同地の特性を生かした新しい赤ワイン「Cabernet Franc 2021」を4月18日に発売します。このワインは、置賜地域で特別に栽培されたカベルネ・フランを主体にしており、その個性的なテロワールが反映されています。
開発の背景
「GRAPE REPUBLIC」は、これまでデラウェアやナイアガラ、スチューベンなど主に生食用のブドウを使ってワインを作ってきましたが、国際的な市場では主流となるようなカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネのような品種も考慮する必要があると考えました。その中で、2017年からカベルネ・フランの栽培を開始し、以来5年間の試行錯誤を経て、ようやくファースト・ヴィンテージが完成したのです。
カベルネ・フランとは
カベルネ・フランは、世界的に有名なブドウ品種で、特にフランスのボルドー地方でのブレンド用として知られています。この品種は比較的早熟で、冷涼な気候でも育ちやすい特性があるため、置賜地域の気候にマッチしやすいと考えられました。
「Cabernet Franc 2021」の特徴
1. 契約農家との協力
「Cabernet Franc 2021」は、契約農家である小川農園で育成されたカベルネ・フランを使用しています。農家の小川徹氏は2018年にこの苗木を植え、2021年に初収穫を迎えました。
2. 醸造プロセス
このワインは、アンフォラを使った独特な発酵プロセスとその後のステンレスタンクでの熟成を経て生まれました。発酵はスキン・ファーメントを行い、その後果汁を移してさらに熟成しています。
3. 抜群の風味
香りにはフレッシュなブラックベリーや紅茶のニュアンスが漂い、味わいは心地よい酸味と青みが感じられます。また、プラムのような果実感やゴボウに似た香りも特徴です。
4. ペアリングのおすすめ
ワインは、燻製料理や野菜料理と特に相性が良く、「真鴨のスモーク」や「グリーンアスパラのアヒージョ」などの料理と合わせるとその風味を引き立ちます。春の食材を使った料理とも良い組み合わせです。
まとめ
「Cabernet Franc 2021」は、山形県置賜地域の豊かな自然と文化を体現した特別なワインです。その背後には、地元農家やワイナリーの協力があり、土地の風土を感じることができます。この新たなワインを通じて、日本ワインの魅力を再発見することができるでしょう。ぜひ一度、その味わいを体験してみてはいかがでしょうか。
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