アイルミッション株式会社は、台湾のuniXecure Technology Corporationとの間で、サイバーセキュリティに関する業務提携契約を結んだことを明らかにしました。近年、サイバー攻撃の手法は進化し、企業や組織にとって避けて通れない脅威となっています。そのため、事前の対策やインシデント発生時の迅速な対応が求められています。
特に日本においては、セキュリティ人材が不足しており、国際的な調査によれば、2023年には48万1000人のセキュリティ人材がいるものの、求められる人材は59万1000人に達し、実に11万人が不足しているとのことです。この人材不足は、中小企業で特に深刻な問題となっており、企業がセキュリティ対策を行えない大きな理由の一つとなっています。
そこでアイルミッションは、自社が設立したサイバーセキュリティトレーニング施設『CYBERGYM横浜』を活用し、専門的なセキュリティ人材の育成・供給に注力しています。また、企業向けのITインフラコンサルティングやITセキュリティマネジメントの支援、システム運用支援など、さまざまなサービスを提供し、クライアントのニーズに応じたワンストップソリューションを実現しています。
一方、uniXecureは、国際的なデータセキュリティ管理のリーディングカンパニーとして、これまで多くの多国籍企業や公的機関に対してサイバーセキュリティのソリューションを提供。予防策の確立からインシデントへの迅速な対応まで、あらゆる場面での支援を行っています。特に、独自の24時間365日体制のMOC(Managed Operation Center)を設け、国境を越えたMSSP(Managed Security Service Provider)サービスを展開しています。これにより、様々なサイバーセキュリティのニーズに対して、迅速かつ効率的に対応可能です。
両社の戦略的業務提携により、アイルミッションはuniXecureからのノウハウを活用し、さらなるセキュリティスキルの向上を図ることが期待されます。相互に連携し、専門的な人材を育成し、より高いセキュリティレベルを提供することで、企業が直面するサイバーセキュリティの課題に立ち向かうことを目指しています。
アイルミッションは、セキュリティ環境構築の支援・人材トレーニング、モバイルネットワークの構築と運用、ICTインフラの構築、システム開発・DX推進支援を手掛ける企業です。
一方、uniXecureは、サイバーセキュリティ関連ソリューションの導入やネットワークセキュリティ監視、急なインシデントへの対応を専門とし、幅広い業種の企業との信頼関係を築いています。
この提携により、両社は共同で新たなセキュリティソリューションを開発し、クライアントの期待に応えるべく継続的なサービスの品質向上を目指していくことでしょう。今後の展開に大いに期待が寄せられています。