量子科学の最前線を探る!
2021年9月29日、水曜日に「超スマート社会を拓く量子科学最前線」というテーマで、超スマート社会推進コンソーシアム(SSS)が第4回フォーラムをオンラインで開催します。このフォーラムは超スマート社会「Society 5.0」の実現に向けて、サイバー空間技術とフィジカル空間技術を融合させ、量子科学にまつわる最新の研究や技術を探ることを目的としています。
フォーラムの背景と目的
超スマート社会推進コンソーシアム(SSS)は、国立研究開発法人、自治体、民間企業などが参加し、今後の社会に不可欠な人材育成や研究開発を統合的に進めるプラットフォームとして設立されました。今回のフォーラムでは、未来の超スマート社会を見据えた量子科学の革新とその応用についての知見を深めることを目指しています。
講演者とプログラムの内容
フォーラムでは、量子アニーリングの専門家である東京工業大学の西森秀稔教授による基調講演を皮切りに、各分野の専門家が立ち上げる講演が行われます。参加者は、量子コンピューティングがどのように複雑な問題を瞬時に解決できるのか、量子暗号が通信の安全性をどのように確保するのか、また量子センサーが微小な信号をどのように検出するのかを、直接知ることができる貴重な機会です。
1.
基調講演
西森教授からは「量子アニーリングによる量子コンピューティングの現状と課題」と題し、量子アニーリング技術の理解を深めるための講演が行われます。
2.
各講演者の紹介
- 白根昌之氏(NEC): 超伝導量子コンピュータに関する研究発表。
- 上妻幹旺氏(東京工業大学): 非GPS航法の精度向上に関する最新成果。
- 鯨岡真美子氏(東芝): 量子暗号技術とその社会的意義についての講演。
- 波多野睦子氏(東京工業大学): 固体量子センサの応用可能性。
パネルディスカッション
これらの講演に続いて、専門家6名によるパネルディスカッションが行われます。ここでは、量子科学の基礎理論から実際の応用まで、幅広い話題が展開され、参加者とのインタラクションを通じて、さらなる理解を深めていくことが期待されています。
参加方法
このフォーラムは事前登録なしで、参加希望者は無料で参加できます。オンライン開催の特性を生かし、どこからでもアクセス可能な点が魅力です。また、量子科学や超スマート社会に興味のある方々にとって、専門家の知識を直接聞くチャンスとなりますので、ぜひご参加ください。
フォーラムの詳細情報や登録は、
公式ウェブサイトから確認できます。興味深い量子科学の最前線に触れられるこの機会を、お見逃しなく!