企業オペレーションの進化を促進するEYとSAPの新解決策

EYとSAPが描く企業オペレーションの未来

EYは、企業のオペレーションの進化を支援する新サービス「Integrated Finance Managed Service」を発表しました。このサービスはSAP S/4HANA® Cloudを活用し、エンドツーエンドのソリューションを提供するものです。これにより、企業は人事、給与、財務オペレーション、財務コントローラーの業務、財務計画、分析、税務管理など、複数の部門での業務を効率化できます。

新サービスの特徴

Integrated Finance Managed Serviceは、EYの豊富な専門知識と経験に基づき構築されており、急成長する企業のニーズに応えるものです。このサービスは、企業が信頼できるコンプライアンスを確立し、コストを明確にする自由度を提供します。また、スケーラビリティを実現し、企業が成長する中での柔軟性や俊敏性を高めることに貢献します。さらに、自動化を促進し、業務の効率化を可能にするガバナンスや洞察の獲得もサポートします。

EYは、特に財務オペレーションにおいて多くの実績を持っています。これまで数十年にわたり、企業が価値を創造し、顧客や投資家との信頼関係を築くサポートを行ってきました。新サービスは、これらの実績とSAPの先進的なクラウド技術を組み合わせたものです。

ケーススタディ：IntraBio社の成功

例えば、クライアントのIntraBio社は、この新サービスを通じて中核的な戦略目標である患者の人生を変える医薬品の開発に専念することができました。彼らは財務、人事、会計プロセスを再編成し、EYが指定した特定の財務プロセスを管理することで、医療の提供に集中する環境を作り出しました。2024年9月、彼らの努力が実を結び、ニーマンピック病C型向けの治療薬がFDAによって承認されたのです。

EYとSAPの協力の重要性

EYのグローバル・マネージング・パートナーのRaj Sharma氏は、「世界で最も革新的な企業は非中核的な業務に追われているため、経営者のリソースが無駄にされることが多い」と述べています。彼によると、新しいモデルを提供するIntegrated Finance Managed Servicesは、企業がオペレーションを効率化し、リーダーが重要な業務に集中できるようにする「ゲームチェンジャー」となると信じています。これにより、企業機能に対するクライアントの考え方も根本的に変わるでしょう。

SAPのカスタマーサービス担当エグゼクティブ・ボード・メンバーのThomas Saueressig氏も、EYとの協力により、より良い成果を顧客に提供できることを誇りに思うとコメントしています。彼は、ビジネスAIの能力を強化したSAPのクラウドソリューションとEYの専門知識の融合が顧客にとっての価値向上に寄与すると信じています。