障がい者雇用を促進するための次の一手とは？フォーラムNIPPON2025開催

障がい者雇用を規定する新たな道を示す

2025年12月、東京ビッグサイトにて「就労支援フォーラム NIPPON 2025」が開催されます。このフォーラムは障がいのある方々の就労支援を促進するための国内最大規模のイベントです。今年度のフォーラムでは、記念すべき障害者総合支援法が施行から20年を迎えることを受け、「みんなが超える“THE BEST”～障害者総合支援法20年／光と影～」というテーマが掲げられています。多くの関係者が集まり、障がいのある方々への更なる支援のあり方やその実現に向けた取り組みについて、活発に議論が交わされることが期待されています。

マイナビパートナーズの参画

このフォーラムには、株式会社マイナビパートナーズのDEIソリューション事業部の守屋優事業部長が登壇します。守屋氏は900社以上の企業において障がい者雇用の支援を行ってきた経験を持ち、その知見を基にして障がい者雇用における課題や解決策についての発表を行います。特に、障がいのある大学生の職業準備性を高めるための独自の取り組みが紹介される予定です。

フォーラムの重要性と内容

障がい者雇用をめぐる問題は、単に法定雇用率の達成に留まらず、企業の成長や社会全体の多様性を支える重要なテーマです。しかし、実際の現場においては無意識の偏見や理解不足が、障害のある方々の就労を難しくしています。守屋氏は、「雇用率のため」からの脱却を目指して、具体的な施策や取り組みを提示し、参加者と共に未来に向けた新たな道を考える機会を提供したいと語っています。

議論と交流の場

フォーラムNIPPON 2025は、全国から集まった1050名の行政、企業、支援機関の関係者が参加し、現在の障がい者雇用の現状と挑戦を議論する場となっています。守屋氏の発表の他にも、業界のキーパーソンが集結し、さまざまな視点からの意見交換が行われる予定です。

登壇者とセッション情報

- 分科会テーマ：THE BEST 〝NEXT〟（企業就労）
- 日時：2025年12月21日（日）11:00〜12:30
- 登壇者：

- 西村賢治（株式会社スタートライン代表取締役）
- 小野貴也（VALT JAPAN 株式会社代表取締役CEO）
- 宮地功（オムロン株式会社障がい者雇用システムアドバイザー）

今回のフォーラムを通じて、障がい者雇用の未来が示され、より良い環境を整備するための新たな取り組みが生まれることが期待されています。このような活動を通じて、障がいのある方々がより多くの機会を得られる社会の実現に向けて、私たち一人ひとりが何をできるのかを考える機会になれば幸いです。