ヒトの脳と病の進化を探る都医学研都民講座
2025年2月22日(土)、東京都医学総合研究所では、興味深いテーマに基づいた第8回都民講座が開催されます。テーマは「脳はどのようにして生まれ、進化してきたのか?」。これにより、ヒトの脳の進化の過程や関連する病気について深く理解する機会を提供します。
講座の概要
日時と方法
この講座は、2月22日(土曜日)の午後2時30分から4時まで、東京都医学総合研究所の会場およびオンラインで実施されます。参加者は対面での受講や、Web会議システム「Zoom」を利用した視聴のどちらかを選ぶことが可能です。
講演内容
特別講師として東京大学の鈴木郁夫准教授が登壇し、「“智恵の実”の遺伝子が導いたヒトの進化と病」についてお話しします。ヒトが他の動物と異なる特異な存在である理由として、大きな脳と高度な認知機能の発達が挙げられます。鈴木准教授の講演では、進化の過程で我々の祖先が獲得した「智恵の実」と言われる遺伝子が、どのように脳の発達に寄与し、また何故病の発生にも関与しているかを解説します。この研究は、人類の歴史を明らかにするだけでなく、病気のメカニズムを理解し、新たな治療法の開発にもつながる可能性を秘めています。
続けて、東京都医学総合研究所の丸山千秋リーダーが「脳とは何か、どのようにできるのか?」というテーマで講演を行います。この講演では、脳が環境からの情報をどのように受け取り、反応や運動を制御するかについて詳しく説明されます。特に、ヒトの脳が獲得した特殊な機能が社会や文明の発展に与えた影響について深い考察が行われる予定です。
参加方法
定員は600名で、都医学研講堂には100名、オンラインには500名まで参加可能です。参加を希望する方は、事前の申し込みが必要で、先着順での受付となっています。講座への参加は無料ですが、対面式参加希望者は郵送またはメールでの申し込みが求められます。申込の締切は2025年2月14日で、メールまたは往復はがきでの申込後、受信または到着を確認できるまでにお申し込みを完了する必要があります。
お問い合わせ先
何か不明な点がありましたら、東京都医学総合研究所の事務局(電話 03-5316-3109)までお問い合わせください。この講座は、脳とその進化に関する貴重な知見を得る絶好の機会です。
ぜひ、皆様の参加をお待ちしております。