経営幹部の認識の統一に向けた新たな一歩
株式会社イマジナは、経営幹部向けの新しい研修プログラム「幹部一枚岩研修」を今月から提供開始することを発表しました。この研修の目的は、経営陣内で存在する「認識のずれ」を解消し、全員が同じ方向を向いて業務を推進できるようにすることです。
認識のパラドックスの実態
最近の調査結果によると、特にCIOからCEOに対して意見が一致していない状況が浮き彫りになっています。Netskope Japanが行った調査では、41%のCIOがCEOの期待を把握していないと回答し、長期的なIT戦略に必要な権限が与えられていないと感じているCIOもいることが明らかになりました。これにより、経営の中核となる2人が異なる視点で物事を見ていることが顕在化し、企業全体の意思決定や行動に悪影響を及ぼしているのです。
経営幹部間の見えないズレ
経営幹部は同じ目標に向かっていると思われがちですが、実際には同じ言葉で異なる解釈をしていることが多々あります。例えば、「顧客体験の向上」をテーマに会議が行われたとしても、各部門(開発、営業、カスタマーサポートなど)は異なる優先順位や解釈を持ち、最終的に一貫性がない行動を取ってしまうのです。こうした認識の違いが、組織の成果に大きく影響することは言うまでもありません。
「幹部一枚岩研修」の内容について
この研修では、経営幹部が直面する見えないズレを可視化し、対話を通じて共通の認識を持つことを目指します。特に重視されるのは、以下の3つです:
- - 言葉の解釈の統一: 同じ言葉でも全員の解釈が異なることがほとんどです。そのため、具体的な意味を確認し合います。
- - 優先順位の共有: 各部門で異なる優先順位を明確にし、全員が同じ目指すべき方向性を共有します。
- - 決定事項の理解の深掘り: 何故その決定を下したのか、それに対しての理解度を確認し合います。
この研修が必要な企業の特徴
「幹部一枚岩研修」は特に以下のような悩みを持つ企業に効果的です。
- - 経営会議の決定が現場に浸透しない。
- - 各部門長の意見がバラバラで、判断が困難。
- - 経営陣同士のコミュニケーションに違和感を覚える。
- - MVV (Mission, Vision, Value) がなかなか浸透しない。
組織改革の成功条件
変化に強い組織は、トップチームが真に同じ方向を見ていることが求められます。調査によれば、CIOの中には技術的な専門知識よりもビジネス戦略の重要性を感じている人がいることが明らかです。経営陣が共通言語を持つことで、組織はスムーズに動き始めます。
研修への参加を検討する企業へ
もし少しでも認識の違いが気になっている方は、ぜひ問い合わせてみてください。新たな視点を持つことで、組織の動きにポジティブな変化をもたらすことが可能です。イマジナの「幹部一枚岩研修」は、あなたのビジネスに革新と結束をもたらす重要な一歩となるでしょう。