SBI日本少額短期保険の契約件数が70万件を突破
SBI日本少額短期保険株式会社(以下、SBI日本少短)は、2025年7月末時点で保有契約件数が70万件を超えたことを発表しました。これは、会社設立以来の大きな成果であり、多くの顧客に支持されてきた証でもあります。1996年に設立された同社は、主に賃貸物件に暮らす人々向けの家財保険商品を提供してきました。2008年には少額短期保険業者としての登録を受け、不動産賃貸市場においても数々のニーズに応える商品を展開してきました。
安定した成長を遂げる賃貸住宅向け保険
SBI日本少短の中核商品である「みんなの部屋保険G4」は、全国の代理店ネットワークを通じて販売され、顧客から高い評価を得ています。特に、賃貸マーケットに特化した商品の設計や、万全の販売サポート体制が功を奏し、保有契約件数が業界トップクラスに達した背景には、信頼性と利便性の向上があったと言えるでしょう。
2016年にSBIグループの一員となったことも、加速要因の一つです。グループのリソースを最大限に活かすことで、バイクや自転車向けの車両保険にも参入し、新たな市場での契約件数も増加しています。特に、ハーレーダビッドソンやトライアンフなどの著名ブランドとの提携は、友好的な顧客基盤の拡大に寄与してきました。2025年4月時点では、車両保険における契約件数が2万件を突破しました。
CXとAXの向上に向けた取り組み
加えて、近年では顧客体験(CX)と代理店体験(AX)の向上も重視しています。賃貸物件入居者向けの家財保険においても、業務効率化と利便性の向上に向けたデジタル化に取り組んでいます。具体的には、保険契約管理システム「Nico」を中心に、オンライン入居申込サービスや賃貸管理システムとのシステム連携を推進しており、他事業者とのオープンな連携体制も整っています。このシステムの開発により、すでに16社との連携が実現されており、さらなる拡大が計画されています。
企業理念に基づくサービスの展開
SBI日本少短は、企業理念として「保険をもっと身近に」「保険をもっと手軽に」「保険をもっと便利に」を掲げています。この理念を実現するために、最新のテクノロジーを活用しつつ、顧客のニーズに応えた質の高いサービスを提供し続けています。保険市場においては、常に新しい挑戦が求められていますが、そうした中で顧客中心のサービスをさらに充実させていく所存です。
SBIグループとのシナジーを活かして
SBIインシュアランスグループは、日本のインターネット金融のパイオニアであるSBIグループの保険事業を担う企業グループであり、SBI日本少短はその重要な一員です。このグループのもとで、保険商品のさらなる開発や新たなビジネス機会の創出が期待されています。顧客中心の基本方針に基づき、より多くの付加価値を創出して企業価値を向上させるために、今後も積極的に事業を展開していく意向です。
このように、SBI日本少短は保険市場において今後ますますの成長が期待される企業です。契約件数の増加を背景に、新たな挑戦へと進む姿勢が、他の業者にとっても良い刺激となることでしょう。