ナレッジフローが提供する革新のIVR+とは
株式会社ナレッジフローは、東京都町田市に本社を構え、音声認識技術に特化した企業です。2024年2月20日、同社は最新のIVRサービス「IVR+」のオプションとして、バージイン機能と高度誤認識防止機能を搭載したAI音声認識機能を発表しました。これにより、医療現場、特に歯科医院やクリニックにおける電話対応の効率化が期待されています。
医療現場の電話対応の課題
歯科医院やクリニックでは、昼休み時間中に着信した電話にスタッフが対応することが一般的です。しかし、この運用には労働法上の問題や人手不足といったリスクが存在します。特に、休憩中に電話に応対することでスタッフの負担が増えるため、労働環境の改善状況が望まれています。
一般的な対応策として留守番電話がありますが、この方法ではせっかくの新規患者の予約機会を逃してしまうことが多々あります。多くの人が留守番電話に抵抗感を抱いているため、実際にメッセージを残してくれないことが多いからです。
IVR+の導入とその効果
ナレッジフローの「IVR+」は、患者のプッシュボタンの操作を基に新規予約の可否を判断し、希望する場合には双方向SMSでの返信が可能なサービスです。また、高齢者の患者様に対する配慮も考えられ、「プッシュボタンを押さずに電話を切ってしまう」といったフィードバックも反映されています。
これに対して新たに導入されたAI音声認識機能は、患者の発話内容をリアルタイムで認識し、適切な処理をすることが可能です。例えば、「予約」と言った場合には予約用のSMSを自動で送信し、「転送」と促した際には緊急用の電話番号に電話を転送することができます。
バージインと誤認識防止がもたらすメリット
このIVR+には、音声再生中に発話があるとその声を即時に認識し、音声ガイダンスを中断するバージイン機能が搭載されています。これにより、患者が音声ガイダンスを最後まで聞かずとも次のステップに進むことができ、ストレスフリーな体験を提供します。
また、今までの音声認識技術では誤認識があったものの、ナレッジフローのIVR+では語感が似ている音声にも高精度で反応できるように工夫されています。たとえば「転送」と「伝送」を正確に聞き分ける能力が強化されており、より信頼性の高いサービスを提供します。
中小規模店舗への配慮
従来の音声認識IVRは高価格帯が多いため、中小規模の店舗には手が出しにくいものでした。しかし、ナレッジフローは独自の機能を取り入れることで、料金を月4,000円からに設定し、1通話あたり5円(双方向SMS送信時は別途料金)と設定。これにより、より多くの歯科医院やクリニックが導入可能となります。
未来へ向けて
ナレッジフローは今後も、より良い医療現場のために技術力を生かし、新たなIVRシステムを提供し続けていく予定です。これにより、夜間や昼休みにも安心して患者様からの連絡を受けられる環境づくりを進め、より働きやすい職場を実現していくことを目指しています。詳しい情報は、ナレッジフローの公式サイトにてご確認いただけます。