若手観光ドライバーの挑戦
2024-08-19 13:00:52

19歳の若手ドライバーが目指す最年少観光ドライバーの道

若手ドライバーが描く観光ドライバーへの道



エムケイ株式会社、通称MKタクシー。ここにいる19歳のドライバー、山本萌絵さんが観光知識を磨いている。彼女は2024年に行われる社内試験に合格すれば、MKの最年少観光ドライバーとなる予定だ。

この挑戦は、最近の規制緩和によってより身近なものになった。2022年5月に改正道路交通法が施行され、従来21歳以上だった普通第二種免許の取得条件が、特別な教習を経れば19歳以上で可能になったのだ。これにより京都の観光業界にも新たな風が吹き始めている。観光ドライバーの需要が高まる中、若い世代の力が潤滑に働くことが期待されている。

山本萌絵の背景と現在の活動



山本さんは京都出身で、2023年にエムケイ株式会社に入社。入社当初から観光ドライバーという職種に関心を寄せており、観光資格試験に向け自ら勉強を行っている。法改正のおかげで、彼女は19歳でドライバーとしての活動をスタートしたが、観光地を訪れることを利用して地理や観光名所の知識を積極的に学んでいる。

「毎月いろいろな観光地を訪れて、リーフレットを集めたり、様々な年齢層の方々と触れ合い、彼らの価値観を聞くのが楽しい」と山本さんは語る。最近では、英語を話すお客様とコミュニケーションを取る中で、自らの成長を実感している。

夢の実現に向けた努力



山本さんの休日は観光地の勉強も兼ねてドライブをする日々だ。特に好きな場所の一つが萬福寺で、「お客様をご案内したい」と夢を描いている。彼女は観光コード試験に向けて、日々の勉強や運転練習に力を入れており、タクシー業界の現状を真摯に受け止めている。

「ドライバーとしての仕事は、地元の魅力を外国のお客様に伝える役割が大きい。私がいかにして空き時間に観光の勉強をするかが、将来に繋がると思っています」と山本さんは言う。

MKタクシーの観光ドライバー制度



エムケイ株式会社では観光ドライバーを育成するために、観光ランク制度を導入している。この制度では、観光知識を構築するための講習や勉強会を行い、試験を経てランク分けを行う。年に二回の観光コード試験に合格することで、観光貸切業務に従事できるようになる。普段の業務の中で培った知識を元に、観光のおもてなしを実践することが求められる。

ドライバーの未来と地域活性化



観光業は常に変化しており、MKタクシーでもインバウンド需要に応えるべく、外国語を話せるドライバーの増員が進められている。KYotoに訪れる観光客数は年々増加しており、訪問者の多様化が進む中、若い観光ドライバーの存在が期待されている。

「私たちのような新世代のドライバーが観光の魅力を伝えることで、地域活性化に寄与できればと思います。そして、自分自身も成長し続けたい」と決意を語る山本さん。彼女のような若い力が、これからの観光業を支えていくことだろう。

まとめ



山本萌絵さんの挑戦は、単なる社員の成長にとどまらず、地域の観光業全体に新たな息吹をもたらしている。彼女の活動を通じて、MKタクシーの理念である「お客様に笑顔を届ける」姿勢が引き継がれていくことを期待したい。


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会社情報

会社名
エムケイホールディングス株式会社
住所
京都府京都市南区西九条東島町63-1
電話番号

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