障がい者アートの公共化
2018-10-05 10:02:42
渋谷区初!障がい者アートの公共化に向けた画期的取り組み
障がい者アートの未来を切り開く取り組み
渋谷区は、障がい者アートの魅力を引き出し、それを活用するための新たな施策を打ち出しました。近年、障がい者の文化芸術活動の推進が国策として進んでおり、渋谷区も「ちがいをちからに変える街」を掲げて、多様性を尊重した社会の実現へ向けて邁進しています。この度、全国初となる障がい者アートのデータ公共化が進められ、誰もが簡単にアクセスし利用できる環境が整いつつあります。
シブヤフォントの公開
その中でも特に注目されるのが、渋谷区内の障がい者によって描かれたアートを基にした「シブヤフォント」の登場です。このフォントは、専門学校桑沢デザイン研究所の学生との協力によって生まれたもので、ユニークなデザインが魅力です。渋谷区はこのシブヤフォントを公認のパブリックデータとして認定し、ウェブサイト(www.shibuyafont.jp)で無償または有償でのダウンロードを提供しています。これにより、多くの人が障がい者アートに触れる機会が広がります。
「シブヤを持ち歩く超芸術ショップ」の開催
さらに、渋谷ヒカリエで行われる「であい、つながるデザイン展」では、シブヤフォントを用いた商品の試験販売が実施されます。このイベントは、11月1日から14日までの期間限定で開催され、シブヤフォントが活用された独自商品が並びます。ここでは、渋谷の名所をテーマにしたアートが施されたタンブラーや、一点物の手織り商品などが販売され、訪れる人々に新たな商品体験を提供します。
このショップの特徴の一つは、世界でたった一つの商品が手に入ることです。また、障がい者の芸術家や職人と直接会話できる貴重な機会も設けられており、商品の背後にあるストーリーを理解する手助けをします。さらに、ファッション企業の株式会社アダストリアと任意団体CO-FUKUが連携し、障がい者向けのインクルーシブファッションを展示するコーナーも充実しています。この展示は、11月8日から14日まで行われ、クラウドファンディングも予定されています。
障がい者スポーツを応援
また、伊澤タオル株式会社が販売する「パラスポーツ応援タオル」も見逃せません。このタオルは、障がい者アートを用いてデザインされ、試験販売が行われます。様々な種類のタオルが揃い、11月13日のデザイン選考会では、最優秀作品が選出される予定です。
障がい者支援の新たな動き
このような取り組みは、渋谷区内の複数の障害者支援施設と連携して進められています。はぁとぴあ原宿など各施設との協力により、障がい者アートの活用が実現しています。また、フクフクプラスやアダストリアなど、各企業や団体も連携し、障がい者の支援を進めています。
今後も渋谷区は、障がい者アートを通じて多様性を重視し、全ての人が楽しめる社会を目指して活動を続けていくでしょう。ぜひ、心温まるアートの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。これからの展開がますます楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社フクフクプラス
- 住所
- 東京都世田谷区野毛3-19-4
- 電話番号
-