秋田に介護学校開設
2022-01-21 09:00:03
秋田県に外国人介護職員のための教育機関が開設される
外国人介護職員の夢を支援
秋田県の能代市を拠点にする株式会社あきた創生マネジメントが、2022年3月に新たな挑戦を始めます。それは、外国人介護職員のキャリアアップを支援するための「ケアカレッジあきた」の設立です。この学校は、介護福祉士の資格取得に必要な実務者研修を修了するためのカリキュラムを提供します。
介護福祉士資格取得の課題
介護福祉士の資格を得るためには、実務経験が3年以上必要です。また、実務者研修を受けることも求められます。日本語が堪能でない外国人にとって、これらの研修を受けることはハードルが高いものです。この状況を打破するため、あきた創生マネジメントと株式会社ガネットが手を組み、外国人職員向けの地域に根ざしたスクールを開設する運びとなりました。
ケアカレッジあきたの特徴
「ケアカレッジあきた」では、介護資格取得のためのサポートを行っています。参加者は、全国に展開する日本総合福祉アカデミーの教材を活用でき、国際介護人財組合から提供される日本語教育や試験対策の講座も利用できます。これにより、外国人介護職員たちが安心して学び、スキルを磨く環境を整えています。
背景と想い
当社のもとで働くインドネシア出身の技能実習生は、地域の介護現場で重要な役割を果たしています。彼らは単なる人材に留まらず、日本に来て新たな夢を追い求めています。コロナ禍の影響で受け入れが滞っていましたが、今後9名の新たな技能実習生を迎え入れ、彼らが日本語で実務者研修を受け資格を取得できることを目指しています。
技能実習生たちは、3年の実習を終えた後には、一時帰国せざるを得ませんが、その後日本に残り続けるための選択肢も用意されています。資格を持つことで、彼らにとっては大きな自信となり、日本での生活がより豊かになることが期待されます。
学びのコミュニティを形成
「ケアカレッジあきた」は、ただ資格を取得するための場ではなく、地域に根ざした外国人介護職員向けの「学びのコミュニティ」として機能することを目指しています。参加者が学び合い、支え合うことで、個々の成長に繋がり、地域の介護サービスの質を高めることにも貢献していきます。
まとめ
この新しい取り組みは、秋田県と地域社会における外国人労働者の位置づけを見直す重要な一歩であり、介護業界の発展に寄与するものであると確信しています。秋田県に新たに設立された「ケアカレッジあきた」が、多くの外国人介護職員の可能性を広げ、地域に新しい風をもたらすことを期待してやみません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社あきた創生マネジメント
- 住所
- 秋田県能代市二ツ井町切石字竜毛沢17-2
- 電話番号
-
0185-71-0005