企業休廃業問題
2026-01-09 13:21:14

2025年企業の休廃業・解散が過去最大、経営者高齢化が影響

2025年における休廃業・解散企業の実態



近年、企業の休廃業・解散が増加傾向にあり、2025年にはその数が67,210件に達し、前年比7.2%の増加を示しました。この結果、過去最多を更新することが確実視されています。特に、2021年のコロナ禍を契機に企業の退出が加速している様子が伺えます。これに伴い、2025年の企業倒産は1万件を超える見通しで、休廃業・解散と合わせた企業の退出数は77,000件を超える予測です。

高齢化がもたらす影響



休廃業企業の代表者年齢データを詳しく分析すると、60代以上の割合が90.6%に達し、初めて9割以上となりました。特に、80代以上の代表者の比率は34.0%に達し、30%を超えたのも初めてのことで、この年齢層の企業が事業を継続することが困難になっている現状を示しています。この少子高齢化社会において、高齢の経営者が多くを占める企業が事業を続けられなくなることは避けがたい流れとなるでしょう。

赤字企業率の高止まり



また、2025年の赤字企業率は47.2%であり、事業価値の毀損に苦しむ企業が増えています。法的整理に繋がる赤字累積は、業績の停滞を招き、高齢経営者の企業に早急な対策が求められます。この状況下で、企業倒産に繋がる前に適切な支援が不可欠です。

企業が成り立っているための条件は年々厳しさを増しており、賃上げ要求や原材料費の高騰、金利上昇など複合的な要因が影響しています。2026年には黒字企業率が50%を割り込む可能性も懸念されています。

若手起業家の厳しい現状



一方で、業歴が5年未満の企業の比率は14.4%と増加しており、ポストコロナの時期に設立された企業の失敗事例も目立っています。このことから起業支援の内容を見直し、事業計画の策定時からの伴走支援が求められる状況です。

産業ごとの影響



業種別に見ると、サービス業が32.7%を占めるなど、飲食業や娯楽業の休廃業が目立ちます。また、情報通信業も増加傾向にあり、無店舗小売業やミニスーパーなどの小売業も注意が必要です。これまでのビジネスモデルは変わりつつあり、環境の変化に対応する柔軟さが求められています。

結論と未来への展望



企業の休廃業・解散は、今後も続く見込みであり、特に高齢化の影響を受けての_EXIT_が顕著です。これに対し、簡単に事業承継が進むとは限らず、後継者を探す試みも難航しています。また、事業の評価額の低下も重要な要因であり、生活面での不安を抱える経営者に対して社会全体でのサポートが必要です。

円滑な廃業支援や新たなビジネスモデル創出の取り組みは、直ちに必要な課題となるでしょう。未来を見据えるため、企業の持つ資源を有効に活用し、変革を進めることが今求められています。


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会社情報

会社名
株式会社東京商工リサーチ
住所
東京都千代田区大手町1-3-1JAビル9階
電話番号
03-6910-3111

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