NECソリューションイノベータが提供する物流管理システム「ULTRAFIX」の進化とは

NECソリューションイノベータが新たに提供する「ULTRAFIX」

NECソリューションイノベータは、物流業界が直面する2024年問題に対応するため、配送計画・動態管理システム「ULTRAFIX」の新バージョンを10月1日より提供開始しました。このシステムは、2000年から運用されており、100社以上の導入実績を持つ信頼性の高い物流ソリューションです。

物流2024年問題とは？

この問題は、トラックドライバーの労働時間上限に関する規制が影響を与えることで生じます。具体的には、ドライバーの長時間労働が制限されることにより、輸送能力が低下する恐れがあります。また、ドライバーの不足や環境問題への配慮も求められる中、共同配送のニーズが高まっています。これらの課題を解決するため、ULTRAFIXは大きな進化を遂げています。

「ULTRAFIX」の強化ポイント

1. 労働時間を考慮した配車計画

ULTRAFIXは、ドライバーの勤怠情報を取り入れた配車計画の自動立案機能を搭載しました。積載率や指定配達時間に加え、ドライバーの運転時間や残業状況を考慮することで、法令遵守を確実にしながら、効率的な配車計画の作成を支援します。さらに、予期しない状況変化にも迅速に対応できるアラーム機能を持ち合わせています。このため、配車担当者は計画の見直しがしやすくなり、ドライバーの過労を防ぎやすくなります。

2. 共同配送を促進する配送状況の共有

物流業界における共同配送の取り組みを支援するため、ULTRAFIXは輸送中の貨物の配送状況をリアルタイムで共有できる機能を新たに追加しました。社内外の関係者が到着予定時刻や配送ステータスを確認できることで、顧客満足度の向上に寄与します。

3. 高度な自動配車エンジンのオプション提供

ULTRAFIXには、新たに高度な自動配車エンジンが導入されました。このエンジンは、左回り優先や大型車両の規制、渋滞情報など、様々な要素を考慮した配車提案を行います。これにより、安全運行の実現と総移動時間の削減が可能となります。さらに、今バージョンからは柔軟なカスタマイズが可能なパブリッククラウド型での提供にも対応し、効率的な業務運用が期待されます。