北海道大学とベル食品がコラボレーションしたジンギスカンの新商品
2026年、北海道大学が創立150周年を迎えるにあたり、ベル食品株式会社との共同プロジェクトが始まりました。このコラボレーションは、学生たちのアイデアを基にした特別なラベル「北大ジンパ 成吉思汗たれ」から生まれました。
「北大ジンパ 成吉思汗たれ」の名は、北海道大学の学生文化の象徴とも言える「ジンギスカンパーティー」(通称“ジンパ”)に由来します。北海道大学では、新入生の歓迎会やサークル活動、ゼミ交流などでジンパが行われ、多くの学生にとって欠かせないイベントとなっています。このたれは、ベル食品が長年にわたって北海道の食文化を支えてきたことを踏まえ、その伝統の味を受け継ぎながら、学生たちの新鮮な視点を加えたデザインが施されています。
背景とプロジェクトの意図
このプロジェクトは、学生たちの大切な文化を未来につなげるために始まりました。ジンパ文化を受け継ぎ、形として残すことを目的としています。特に選ばれたのは、オレンジ色のパッケージが印象的なベル食品の「成吉思汗たれ」です。このたれは1947年に設立されたベル食品によって開発され、学生たちにとって思い出深い存在です。
ユニークな特徴として、商品は数量限定で6,000本のみ販売。2025年7月上旬より、北海道大学生活協同組合やオンラインショップなどで順次取り扱いが始まります。
学生の声
北海道大学デザインサークル「+Dtips」の代表、松原琴美さん(理学部3年)は、「ジンパを通じて仲間とつながる喜びを感じています。私も先輩にジンパで歓迎され、後輩と交流を深めました。この作品を制作できたことがとても嬉しいです」と語ります。学生の目線でデザインされたラベルは、今後多くの新たな出会いのきっかけになると期待されています。
ベル食品の歴史
ベル食品は、北海道大学農学部の学生たちによって設立された企業です。創業以来、大学との関わりは深く、ジンギスカンは北海道の遺産として文化に根付いています。代表取締役社長の福山浩司氏は、ジンパが若い世代に受け継がれていることに尊敬の念を抱いており、今回のコラボレーションを通じて伝統文化を未来へと繋げることに期待を寄せています。
商品の詳細
「北大ジンパ 成吉思汗たれ」は200mlで、価格は税抜き350円。売上は、北海道大学生活協同組合や関連施設で販売される計画で、特に学生たちの手に届きやすいように配慮されています。ラベルは、北海道大学デザインサークルのメンバーによって制作され、ブラッシュアップされたデザインは今までの伝統を尊重しつつも現代の感性が表現されています。
北海道大学とベル食品の新たな一歩を記念したこのプロジェクトは、単なる商品発売にとどまらず、学生文化の継承と深い結びつきを感じさせるものです。皆さんも是非、手に取ってその味わいとともに、ジンギスカン文化の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか?